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LIFE 小沢健二 紛うことなき名盤

小沢健二……
今更ですが、インテリで天才ですよね。
正直、人としては好きも嫌いもない。
当然、直接話したこともないし、雑誌・テレビの印象だけで判断するのもね。
特にこの人は、本当の人となりが未だに見えないというか、わかりにくいというか
私だけかもですが……

でも、このアルバムは別格の名盤ですね。

特にこの曲は名曲どころか、単なる歌の次元を超えていますね。
心の奥をギュと掴まれたような、ロマンティックな歌メロ、刹那的な歌詞、フラットで淡々した彼の歌声。
それと対照的な、ファンキーかつナイーブなスチャダラパーのラップ。
そのバックに流れる、ぶっといベースラインと、心地良いギターカッティング。
正にそれらが奇跡的に組み合わさった
何度でも聴きたくなる
中毒性のある奇跡的なナンバー。

先日、アナログで再発されたので、
久し振りに聴いてみました。
この作品はレコードで聴くと更に沁みますね。
良い感じの曲数、全体構成の妙、ジャケットも
大きくなって名盤感が120%マシマシ。

あのちょっと浮かれた空気感の90年代に
タイムスリップしたような気分。
それは今までの日本のカルチャーにはなかった
ような欧州的な君と僕との関係を綴る、
小洒落た歌詞、享楽的で刹那的な雰囲気。
一方でパーティーが終わった後の空しさ、
寂しさのようなもの。
全ての要素がこの一枚に凝縮されている
気がします。
といいつつ、当時の私は仕事が忙しすぎて
享楽的な部分を味わう暇は
余りなかったのですがね(泣)
それでも、こういった一般的には受けそうに
もないマニアックなアーティストや曲が
市民権を得てCDショップやテレビなどで
ガンガン押されていたのは
本当、良い時代でした!

あのタワレコの試聴機に音楽好きが集まって
レジに同じCDを持って
行列に並んでいたあの光景!
いやー泣きたくなるほど懐かしいな。

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