見出し画像

電車が止まったので銭湯に行ってみた。


ホームに人が足止め

 連休前の金曜日、ダイヤが乱れ横浜駅で足止め。駅周辺をうろついて撮った写真。夜のYOKOHAMA。 

駅にも周辺にも人が溢れてた。いつもの焼鳥屋もいっぱい。狸小路の方に行ってみた。店を覗くと、若い娘が「電車難民になった」と笑いながらカウンターに座るところだった。丁度、満席。しょうがない。待つとしよう。この日は、動いてる路線の駅近くの銭湯を探し、ゆっくりと浸かってから帰宅することを思いついた。

銭湯は大船駅近くのひばり湯。番台には女将さんが座り「電車大変だったんだってね」ともう情報が入ってた。常連さんからだろうか。コミュニケーション大事だね。入り口は狭いけど、岩盤浴やサウナもあって中は結構広い。京町屋風だ。なにせ銭湯は久しぶりなので、勝手がわからずにいろいろ聞いたら女将さんが親切に教えてくれた。1回きりのシャンプーと石鹸を購入しは自前が原則。

中に入ると、お馴染みケロリンの黄色いプラスチックの桶が懐かしい。ケロリンは祖母が大事にしていた富山の薬売りの薬箱に入ってた。飲んだ分だけお金を払うシステム。一度飲んでみたいと思ってたのでおなかが痛くなった時に、これはチャンスとねだったら、即座に「ダメ」と言われた。ケロリンは、頭痛、歯痛、生理痛の薬だった。

横道にそれた。

ひばり湯には、人口炭酸泉やサウナ、簡易岩盤浴まであった。今日は、入らなかったけど今度試してみようかな。 

銭湯の隣はコインランドリーあるある

なかなか風情があって心地良い体験だった。郊外型のスーパー銭湯はあちこちにできてるけど、昔ながらの公衆浴場は少なくなってる。ちょっと興味が湧いた。

ちなみに銭湯で真っ先に思い出す映画は「湯を沸かすほどの熱い愛」。宮沢りえが熱演だったな。今度記録しておこう。今や少なくなった昭和風味の熱血女史の一生。煙突から赤い煙が上るラストはいろいろ取り上げられているけれど。

「市民ケーン」のラストは、バラのつぼみを捨てたケーンの歪んだ欲望が黒い煙となって立ち上っていたが、双葉は最後までバラのつぼみを捨てない人間だったのだと思う。

また、銭湯に行こう。





この記事が参加している募集

映画が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?