プロボクシングの名門・ヨネクラジムの元会長 米倉健司（よねくら・けんじ＝本名・健治）さんが２０日、死去した
プロボクシングの名門・ヨネクラジムの元会長で、５人の世界王者を育てた米倉健司（よねくら・けんじ＝本名・健治）さんが２０日、死去したと、弟子の大橋秀行・大橋ジム会長（５８）が２１日、明らかにした。８８歳だった。１９５６年メルボルン五輪に出場し、プロ転向後も日本王座などを獲得。ジム会長として柴田国明、ガッツ石松、中島成雄、大橋秀行、川島郭志を育てた名伯楽はボクシング界に数多くの功績を残し、天国に旅立った。 米倉さんが育てた大橋ジムの松本好二チーフトレーナーの長男で、日本フェザー級新王者・圭佑（大橋）が日本初の父子同階級日本王者を決めた２日後の２０日、快挙を見届けるように米倉さんは逝った。最期を迎えた場所や死因については公表されておらず、家族葬で送られるという。 米倉さんは日本ボクシングの歴史そのものだった。福岡高でボクシングを始め、明大４年の１９５６年メルボルン五輪に出場するなど活躍した。５８年６月、日興ジムからプロデビューし、日本フライ級王座、東洋バンタム級王座などを獲得した。 ６３年にヨネクラジムを開設。体調悪化と高齢を理由に２０１７年８月にジムを閉めるまでの５４年間に５人の世界王者を誕生させた。世界２階級制覇王者・柴田国明、ＷＢＣ世界ライト級王者・ガッツ石松、ＷＢＣ世界ライトフライ級王者・中島成雄、ＷＢＣ、ＷＢＡ世界ミニマム級王者・大橋秀行、ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者・川島郭志と、国内のジムでは協栄（１３人）、帝拳（１２人）、ワタナベ（７人＝ＪＢＣ登録選手のみ）に次ぐ４番目の偉業。日本王者は３１人、東洋太平洋王者は９人も育て「チャンピオンメーカー」と称された。全日本ボクシング協会（現日本プロボクシング協会）会長も務めた
米倉 健司（よねくら けんじ、1934年5月25日 - 2023年4月20日）は、日本の元プロボクサー。ヨネクラボクシングジム会長。日本プロボクシング協会常任相談役。日本ボクシングコミッション役員実行委員。本名は米倉 健治、プロボクサー時代のリングネームは米倉 健志（いずれも読みは同じ）。福岡県直方市出身。
米倉 健志
基本情報本名米倉 健治階級フライ級国籍
日本誕生日1934年5月25日出身地福岡県直方市死没日2023年4月20日（88歳没）スタイルオーソドックスプロボクシング戦績総試合数24勝ち13KO勝ち1敗け10引き分け1
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