$大還暦 ――人生に年齢の「壁」はない (ちくま新書 1747) Paperback Shinsho by 島田 裕巳 (著)
$大還暦 ――人生に年齢の「壁」はない (ちくま新書 1747) Paperback Shinsho by 島田 裕巳 (著)
$解説
人間は、どうやら一二〇歳(大還暦)まで生きることができるらしい――そんな時代に長い老後をどう生きて、どう死んでいくのか。それを考える上で、「宗教」は役に立つのか。宗教学者としての著者が、日本人の死に方、生き方、宗教の衰退について、そして、最期まで充実して楽しく過ごすにはどうしたらいいかを考える。秘訣は「怒らない」「超然とする」「自分にとって切実な、学ぶテーマを見つける」!
Product description
About the Author
島田裕巳(しまだ・ひろみ):1953年東京生まれ。宗教学者、作家。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任し、現在は東京女子大学非常勤講師。現代における日本、世界の宗教現象を幅広くテーマとし、盛んに著述活動を行っている。 著書に、『日本人の神道』『神も仏も大好きな日本人』『京都がなぜいちばんなのか』(ちくま新書)『戦後日本の宗教史――天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩選書)『神社崩壊』(新潮新書)『宗教にはなぜ金が集まるのか』(祥伝社新書)『教養としての世界宗教史』(宝島社)『新宗教 戦後政争史』(朝日新書)等多数あり。
Product Details
Publisher : 筑摩書房 (September 7, 2023)
Publication date : September 7, 2023
Language : Japanese
Paperback Shinsho : 240 pages
ISBN-10 : 4480075798
ISBN-13 : 978-4480075796
Dimensions : 6.81 x 4.17 x 0.47 inches
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島田 裕巳
宗教学者、作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究会博士課程修了(専攻は宗教学)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。
現代における宗教現象、新宗教運動、世界の宗教、葬式を中心とした冠婚葬祭など、宗教現象については幅広く扱う。
$大還暦(だいかんれき)とは、人間の年齢が120歳を迎えることである。
解説
十干と十二支とを組み合わせた干支による暦は、60年で一周する。これを還暦(かんれき)という。大還暦はそれが二周することを意味する。
戸籍や教会記録など信頼される記録が残っているもので、ギネス世界記録に公認された事例(これはアメリカの老人学研究団体ジェロントロジー・リサーチ・グループの認定に依拠している)に限定すれば、1995年のジャンヌ・カルマン(フランス人・死亡時年齢122歳と164日)のみが達成している(ただし近年では異説あり。詳細は当該項目参照)。
1986年に死去した泉重千代(日本人・死亡時年齢120歳と237日とされた)も、2010年までギネス世界記録に公認されていたが、鹿児島大学医学部助教授の福田正臣が医学的見地より不自然としたこと、週刊読売の戸籍調査より1872年の壬申戸籍に「泉重千代」とはあるものの父母の欄が空白であり、1865年ごろ生まれて早死した兄との混同の可能性があることなど異論が出ている。『ギネス世界記録2010年』では異論に言及し正確性について断言をさけていたが、『ギネス世界記録2012年』ではこれまでに最も長生きした男性として115歳252日で亡くなったアメリカ人クリスチャン・モーテンセンが取り上げられ、120歳とされる泉の記録はギネスの公認から外された。
インド・レバノン・キューバ・イスラエルおよび戦前の日本などにも、122歳どころか130歳以上であると主張する人も存在するが、120年以上前の出生の記録や戸籍が曖昧などの問題があり、明確な確認が取れないため、ギネスから公認されていない。