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お寺はお金持ち?

お寺とは、お寺は、礼拝の対象となるものを祀る「伽藍」と、僧が居住する「僧房」に分けられています。

また、一般的にお寺の入り口には山門があり、仏陀を表す「塔」と仏像を安置する「金堂」が内部に配置されています。

もともとは僧侶や尼僧が住み込みで仏道の修行を行う場所でしたが、時間が経つにつれて仏像や仏像を収める仏殿が作られるようになりました。

始終の坊主です。

私の実家は海の見える地方の小さいお寺です。
一般的な、お寺や和尚さんのイメージはあまり良くないのかなと感じています。
例えば、お金持ち、お酒好き、説教好き、「坊主丸儲け」なんて言葉も…

表に出る情報って目立つものばかりで、その裏側にはまた違った姿があるのも事実です。



上の記事を書いておられる蝉丸Pさんのおっしゃっていることがお寺のリアルです。

多くの檀家さんがおられるお寺では収入が多く、檀家さん自体が少ないお寺だと、お寺だけの収入は少ないことが多く、お寺と兼業で他のお仕事もして生活している僧侶の方もおられます。

もちろん、一般職で働いている以上給与は税金を引かれますし、お寺に住み込みや境内地内に家がなければ、賃貸料、土地の税金はかかってきますので
全てが「非課税」とはなってはおりません。

とくに兼業で僧侶をされている方は、突然の不幸があったときに素早く対応しなければいけないため、職場の方々の理解もないと難しいことや、平日は一般仕事、土日祝はお寺での法務、突然の不幸で、有給の消化を行うためお自分自身の休みをとりにくく、心労がかかることが多いです。

なにが言いたいかというと、お寺も、一般職もみな同じとうことです。

お金持ちもいれば、貧困もいる、「お寺」「坊主」というカテゴリーで
全てが一緒ではなく、その中にいろいろな状況や環境があること、その中には強者と弱者がそれぞれおり、その割合も一般的な資本主義の社会と似ている構造であるということが伝わればと思います。

ただ、やはりお金持ちのお寺が悪いイメージを起こさせるような行動をとっているこちゃ、普通のお寺でも、事件をおこす僧侶がいるのが事実としていますので、私たち僧侶として、または社会に生きる人として襟をただして生きていかなければならないと、感じている昨今です。      合掌


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