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私は『正気』と思われたい ーver.2024ー

私はいたって正気なんですよ。


24時間365日。


ええ。


ただ、ママがそうとは認めてくれないんです。


はい。


何かと言うと、『字』のことなんですよ。



私たち夫婦は10年前に結婚式を挙げました。


その際、出席者の皆さんそれぞれのテーブルに置くお礼の『メッセージカード』を書いたんですよ。


式前日、私が一生懸命それを書いていたわけです。


すると、隣で同じくカードを書いていたママが私のカード数枚を見つめ、それを手にし、私にこう言い放ちました。


「ちょっとちょっと。しん君(私の本名)。字~下手過ぎだよ。これ『正気』なの?真面目にやってるよね?」


「えっ!やってるよ~。正気だよ~、あきちゃん。結婚式は大事なイベントだもの~😭」


危うく結婚式直前にママの機嫌を損ねるところでしたが、なんとか読め、真面目に書いたことだけは認めてもらえて、式は無事行えました。



そうなんです。


私の字は、ママに『正気』を疑われるほどに下手なんですよ。


子供たちの小学校などに出す書類は枚数が少ないし、時間的にも余裕を持って出来るので、そこまで見苦しくない程度の字は書けるんです。


ただ、前述の結婚式の時のように多くの枚数であったり、警備の仕事で車両の車番や入庫した時間などを記載する書類は時間的制限があったりして集中力が切れ、だいぶ「美しくない」字に仕上がってしまうんです。


でもやっぱり、愛する警備の仕事で提出する書類ですから、綺麗に美しく書きたい気持ちはあるんです。



10年前ママに「正気を疑われた」私ですが、10年という月日は人を変えました。


ネットで調べまして、私の字の下手さの原因をざっくりとですが検証してみたんです。


そうすると、私の悪いところはどうも「字の要素が全体的に真ん中に寄って、とめはねにメリハリがない」ということに気が付きました。


悪い例として、ここに集中力が切れた際の『れ』の字を提出致します。

正気を疑われた旧versionの『れ』

これを昨年、上記の点に気を付けながら若干大げさにスペーシーに改良したのがこちら。

『れ』ver.2023

さらに1年経過した本日の渾身の『れ』がこちらになります。

『れ』ver.2024

大丈夫ですか?


1年経って、油断で『劣化』してませんか?


ver.2024の方はまだママの厳しい検閲を通っていませんので、今日果敢にチャレンジしてみようと思います。


どうなりますでしょうか?


ねえ。


これ。


なんのはなしですか?


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