正直に言えば良いというものじゃないと気付いた(3)
少し期間が空いてしまいましたが、申し込みが既に入っている物件の問い合わせが来た時にどう対応していたか。
当初のように何でもかんでも
「募集中ですよ」
「内覧できますよ」
と言えなくなったので、申し込みが入っている事実を正直に伝えます。
「大変申し訳ございませんが・・申込みが・・」
だいたいのお客様は
「あ、わかりました。仕方ないですね。。また何かありましたら、、失礼します」
まぁ当たり前のことですよね。
検討できないのに先に進める話なんかできないですよね。
じゃあ、どうやってお会いするまでに持っていくか。
「大変申し訳ございませんが・・申込みが・・」
のあと間髪入れずに
「お引越し時期はお決まりですか?」
「お引越しはどの様な理由で?」
「○〇のエリアでお探しなんですか?」
とにかく質問攻め。
お客様は質問されると
ある程度は答えてくれます。
でもその答えより、まず電話を切られないようにしながら
来店してもらえるような話に持っていきます。
賃貸業界ならあるあるですが
「どこの会社もレインズから情報を取るので、どこへ行っても一緒ですよ」
「業者を回るのは大変じゃないですか」
「とにかく頑張るので任せて頂けませんか?」
そのような会話をしながら来店の約束までこぎつけるのですが
こんなやり取りをする前に、大事なのは問い合わせがあった物件に申込みがないか確認を取るのですが、上記の会話になるということは当たり前ですが
申込みが入っています。
これは前の記事でも書きましたが、メンテナンスをした日から次にメンテナンスをする日までに申込みが入ることはあります。
でも、問い合わせがあったら都度、状況を確認しますよね?
メンテナンス日の前に申込みが入っていることが分かりますよね。
本来のルールだと申込みが入った事実が分かった時点で掲載を落とすのですが、落とさずそのままにしてました。
掲載している物件は、掲載枠の中でやりくりするので、ある程度厳選しているのですが、やっぱりお客様の目を引くため相場より安いと感じられる物件が多くなります。
中には理由もなく、なんでこんな値段なの??
という物件も募集に出ることもあるので、そういった物件ですと必然的に問い合わせが集中します。
はい、
集中します。
もう早い段階で申込みが入った事実も分かっています。
でも掲載は落としません。
はい、問い合わせがあります。
「申し訳ございません。申込みが・・」
間髪入れずに・・
掲載は落としません。
問い合わせが入ります。
「申し訳ございません・・・」
そうです。
知っているのに謝ります。
あたかも初めて知ったかのような振る舞いをします。
でも、申込みがある事実は正直に伝えます。
お客様は遡ってこんなやり取りをしているなんて分かりません。
その当時はそれが当たり前の様に対応していました。
もちろんお会いできたお客さんにはできる限りの対応をするので
良い人で終わることが多いです。
色々麻痺してたんですよね。
終わりよければ全て良し!ではないですけど、、
今思うと必死になるところが全然違っていましたね。
これがまた、個人の考えに基づいて対応しているのではなく
会社ぐるみでしているという事。
マネージャーとして、部下にこう受け答えするんだよ。
と落とし込んでいました。
今後これが何かに生きることは全くないです。
色んな手段で情報が取れるようになった今、関われるお客様の数が減ったとしても関われるお客さんへ偽りのない、有益な情報を知ってもらったうえで
検討して頂ける物件を提供する会社を作っていきたいと思います。
今後は日々の日常(書きたい事がたくさんあるので)の事を書きながら
まだまだあるグレーな部分も織り交ぜながらお伝えできればと。
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