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退職の俗説は当たっているのか

退職エントリーを書こうと思ったところ、全てを記載すると長くなりすぎるため、俗説だけを切り出しました。

俗説は本当か?

よく「出来る人から辞める」と言われます。

こう言っておくと明文化することが出来ない人でも識者ぶれるので便利な表現だと思います。

人間の構造は極めて複雑で、人物評価をまともにやろうとすればとても難しいにも関わらず、出来る出来ないという言葉で2値化してる時点で疑わしい話です。

この内容を明文化できるところまで関わりを持ち働いたので、まとめておこうと思います。

退職の波

経営悪化の初動から見ると、退職には「余波と5つの波」がありました。

退職に複数の波があるということは経営がうまく行っておらず、業績が常に下がっていると言うことです。

この原因はカルチャーフィットしている人たちに原因があります。

厄介な事に、残る人というのは、会社からは評価されているものの、実際は数字を下げることに貢献している"矛盾の塊"なので、話してみるとわかりますが、仕事の話もプライベートの話も頓珍漢なので、長期的に付き合うのは危険です。

特にハラスメント傾向が強い人はプライベートの話は控えたいわけですが、仲良しクラブを作りたい人にとって、この行動は相手を拒絶してると取るため、付き合い方が難しくなります。

会社は重用する人間を間違えているので、コストが増え収入は減り、当然経営も上向かず、組織や仕事の進め方も学芸会みたいになり、まともな人間性の人は辞めざるをえなくなります。

退職の波毎に退職理由の傾向があります。

余波

余波としての退職もあり、この人達は能力をふるう前に辞めていますが、シンプルに会社や業界に合わない人か、自分の主義思想にマッチしない人が多く見られました。

状況が悪くなる前に、嗅覚でいち早く撤退することは時間の節約になるので良いことです。
本来、全ての状況を文章化や明文化するまで残る必要などありません。

本能的に「こいつらヤバイな」と思ったらいち早く退職した方がいいというのは私も彼らから学びました。

第一波、第二波

第一波、第二波で辞めて行った人たちの特徴は
「声が大きく堂々としていて、身持ちが軽く責任感は気薄で行動力のある人であり、中には大戦犯もいました」。

「現状の問題がこうだから、こう言ったやり方をしよう」ではなく、
俺は△△についてこう聞いてて○○をしたいから○○をしよう」みたいな人が多かったです。

なので負債を作ったり、間違った方向性を出して取り返しがつかなくなった人など、自分がやったことの責任や、作ったものがどう運用されるかを見ないで、結果的に放り出す形で退職する人が多かったです。

SIerとなじでやり逃げで、仮説検証を完全に放棄しているので、プロダクトを作る事ができておらず、

方向感として真逆の思想を入れ込んだ人たちは、二択を外しやすい人であるにも関わらず、運用がどうなったかを見ていないので、反省がないためどこへ行っても方向を間違えがちです。

常に2択を外す人の特徴 - 決断を妨げる4つのこと

人間は声が大きく堂々としている人を、逆説的に成功している人であったり成果を出している人と錯覚してしまうので、「出来る人」という偶像が出来上がってしまいます。

堂々と話している人が受け入れられやすいのはなぜか?

仮にこの人達が出来るのであれば、どこかに楽園があるはずですが、そう言った話は中々聞きません。

現実はこう言った人達がそれっぽい事を言って色々なところで負債を作っているだけです。

自分の事だけを考えて、自信の評価を落とさずに業務の不満から一早く遠退くための「やり逃げを厭わない精神性」は見習うべきだと感じました。

第三波

第三波は、第一波/第二波で辞めた人の核廃棄物級のゴミを押し付けられた人で、負債を突き詰めた結果「これはどうしようもない(汗)」となって退職した人が多く、技術的/人間的に尊敬出来る人はここで辞めた人が多かったです。

ここで退職された人たちが人間的に一番まともなので、仕事をしていてもプライベートの話をしていても、違和感なく話が噛み合いやすかったです。

実際、ここで辞めた人が一番「出来る」という抽象的な表現に適していますが、苦労して運用した経験というのを評価しない人は多いのではないでしょうか。

評価しない人は核廃棄物級のゴミを受け取って数年間汚染物質に浸かる経験をしてみて下さい。きっと心に変調をきたすはずです。

第四波

第四波は、組織が縮小した結果、移動せざるをえなくなり、移動したものの移動先がヤバいという現実を突き付けられた人たちです。

辞めたほうがいいと言うより、完全に一区切りついたので、辞めるタイミングとしてバッチリなので辞めた人が多い印象でした。

ここで辞めた人は、自分の担当サービスが終了したため、やり切っているので、燃え尽き症候群気味だったり「完全に飽きた」とか「気分が乗らない」とか「自分のやりたい事を見つける」とか割とフランクな退職理由の人も多く見られました。

第五波

そして第五波は完全に会社に愛想をつかせてしまった人たちです。

経営が破綻している事に気づいて辞める人も多いですが、ここまでに退職者数がとんでもない数出ているので、それを見て潜在的に退職を考えています。

自分も「ダメだこいつらもうどうにもならない…」という感想を持って退職しました。

残った人たち

辞めていった人達を見ると、残っている人のヤバさは次元が違います。

働き方は極めて危険な人間が多く、御局様、古狸、それにへこへこするダメ上司やパワハラモンスター、状況を疑問に思わない若者といったどうしようもない人しか残りませんでした。

残った人たちの中で長く働いている人は、状況の悪さが自分達の行動から来ていると認識出来ません。

自分達がいる場所や行動が悪いと考えたくないのは当たり前の事でしょう。
なので退職の波も認識出来なければ、辞めていくことに対して何も感じていません。

残っている人員の一定数はお局様やそれにへつらう人達で、ここは俗説と同じですが、人間としてはハラスメントや社内政治にだけ長けている人で、普通の感性をしていれば一緒に働きたいとは思わないでしょう。

会社からは一定以上の評価を得ていますが、明らかに数値を悪くしたり縦割りを助長させたり、相手から仕事を奪い興味関心を無くし、それでいて管理コストや固定費が上がることだけを率先して行っているので、会社の数字が上向かない事に貢献しています。

現在進行形で会社の数字を落とす行動をしているわけですが、当然役員層と距離がありそれを理解出来ない無能なので、それに気づくことは有りません。

仮に評価されている人に能力があるのであれば、直ぐになんとかしてみてください。やろうとしてもコストの増える事しか思いつかないはずです(笑)。

残っている人のヤバさは次元が違う

色々書いてきましたが、残っている人のヤバさというのは次元が違います。

そもそもおかしな人や、誤った行動の末に現在があるにも関わらず、それすら見えていのは、彼らには何が見えているのだろう?と認知のおかしさを感じます。

退職の波から考える退職のタイミング

全体から見て、理想の辞めるべきタイミングは余波か第三波第四波です。

余波だと嗅覚が必要になりますが、第三波第四波だと声が大きいだけの人たちが、何をしていたかを確認できるので退職の動機として申し分ないと思います。

自分の意に沿わなくても、退職に波があるのであれば、間違いなく早めに辞めた方が良いです。

自分は状況を明文化したかったのと、メンタルが強いのでギリギリまで残っていましたが、企業文化とは全くフィットしていなかったのと、ハラスメントを常用的にする連中と距離をとることが出来なくなってきたので、毎日心底気分が悪かったです。

御局連中とそれを崇拝する人間と距離を置いて仕事をしないと心がやられるので、距離を取って働く事になりますが、ゴマすり文化の社会主義的な思想の環境では評価はされず、意見も真逆だったりするので居心地も悪くなっていきます。

なので、無理に合わせて残っていても経営や環境が改善したりすることはないので、波を見つけたら早いタイミングで退職の波に乗ることをお勧めします。


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