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TikTokの件から見る、壁を作るとサービスは上手くいく?!

昨今、TikTok規制の件が取りただされていますが、ブロッキングってちゃんと戦略が立っていれば案外上手く行ったりします。

例えば、中国はグレート・ファイアウォールっていうもので、世界中からのアクセスができないようにしたせいで、中国人は多くのサイト見れませんと、

でも似たようなサイトを中国の会社が中国語でやってるからこれ使ってね!っていうのを、中国の会社が上手くいくまでやり続けたんですよね。

Twitter使えません、Facebook使えません、みたいな形で、代わりにWeChatをはじめとした独自の代替えコンテンツを始めましたと、独自の中国のアプリとそれを運営している会社だったりが上手くいくようにしたんですよ。

日本の場合、ニコニコ動画っていう動画サイトがあったんですけど、アメリカが世界中から集めたお金でやってるYouTubeには勝てませんでした…という感じで、自国としてのIT産業を残すっていうのは壁を作るとうまくいくんですね。

ビリビリ動画とかを始め、中国系または中国資本のサービスで日本に進出してる会社ってちょこちょこあるんですよ。

中国で成功してある程度お金が出来て、それが今度日本に攻めてくるって言うので日本もある程度のマーケット取られるわけですが、

例えばゲームイベントをやるとして、日本のメーカーってそんなにお金がないのとマーケティングが致命的に下手なので、プロ呼んでうまいこと見せる見たいな事ってやらないし出来ないんですよ。

でも中国って吐いて捨てるほどお金があったりするので、上手ければ何処の国の人間でも呼んでプレイして貰ったりするわけで、日本人のプロプレイヤーを呼んでもらえれば、日本に納税する事になるので日本政府もよかったねとなる訳です。

という感じで、自社産業っていうのをちゃんとおさえとくと他国に対しても侵略しやすくなるんですよ。

日本も例えばニコニコ動画っての育てておいて、YouTubeブロックしといて、ニコニコ動画がめちゃくちゃいい感じになったら他の国責めるってのが出来たかもしれないんですよ。(多分出来ないと思いますが)

他の国に対して攻めるのって、自社コンテンツが自分の国で上手く回っていて、かつ利益がかなり上がってないと責められないんですよ。

日本初のmixi だったりとかGREEだったりとかって、結局コミュニケーションツールとしてほとんどうまくいかなくてゲーム会社になっちゃっいましたと。

今コミュニケーションツールで日本人が使っているのって、Twitterとか Facebookとかアメリカ企業のサービスです。

あとLINEとか本社は韓国にあったりとかという感じで、コミュニケーションやメッセージ関連で現在ネットでうまくいってる会社って、割と時価総額高いんですけど、コミュニケーション関係のサービス提供する会社ってのは、ほぼほぼ日本壊滅したですよ。(他国に比べて必要以上にコミュ力求める国民性なのに)

ていう感じで LINE使えば韓国にお金払うことになりFacebook,Twitterとか使えばアメリカにお金払う事になるっていうのと、

GoogleのAndroid とかAppleのiOSとか使ってると思いますけど、スマホでアプリを買ったり課金したりすると、30%はアップルに払ったり、スマホで使うお金の3割はアメリカに行くんすよ。

日本で消費税10%になった時に、10%とか8から10に2%増えるのはいかがなものか、とかいろいろ騒いでましたけど、平常的に3割アメリカに払ってたりするんですよ。

なので、もうちょっと他に制限した方が良いのあるんじゃないですか?

みたいなのがあったりするので、ブロッキングをすることで日本の産業を守るというのは選択肢としてはありな可能性がありますと。

ただ、これはちゃんと議論した方が良いと思ったんですけど、日本の政治家や役人のレベルだと、中々その議論になる前に、アメリカも言ってるし日本でも良くないよね、というレベルで落ち着く事になってしまいましたねと。


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