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世界のバレンタイン事情【バレンタインの会話ネタ】

もうすぐ2/14バレンタインですね!今年はカヌレ作りに挑戦したいと思っています。たなです。

先日アップしたnote、クリスマスから考えるブランド戦略と文化の話ではバレンタイン文化の起源となったメリーチョコレートのお話を紹介させて頂きました。

本日はバレンタインにフォーカスし、各国のバレンタイン文化についてご紹介していきたいと思います!

アメリカ|男性から女性へ贈る

アメリカでは「女性が男性にチョコを渡す」という意味合いよりも、自分の愛する人や親しい人に「愛と感謝を伝える日」という意味合いが強いです。贈るものもチョコではなく、男性から女性へ花とカードジュエリーなどの高級品を贈ることが多いそう。

アメリカではイベントが大きく盛り上がるイメージがありますが、年間で最も盛り上がるのはバレンタインデー。バレンタイン商戦が1月上旬から始まるのは日本と変わりませんが、中でも一番売れるのは意外にもバルーンだそうです。個人のパーティではもちろん、ショップも特設コーナーに色とりどりのバルーンを飾るかららしいです。

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イタリア|パートナーを求める人も楽しい

イタリアもアメリカに近く、恋人同士でプレゼントを贈ることが多いです。その中でも男性から女性へ赤いバラを贈ることが定番だそう。イタリアでは赤いバラ=「情熱」という意味がありますから、まさに情熱の愛でお祝いするロマンチックな1日なんですね🌹

ちなみに、イタリアにはシングルの人たちのための2/15「シングルデー」が存在します。バレンタインで祝う相手がいない場合は、次の日の15日に相手を探せる日になっています。落ち込んでる暇がなくて良いですね笑

ブラジル|イベントはありません

ブラジルにはイタリア系移民も多いので、「バレンタインデー」がありそうですが、意外にも「普通の日」なんだそう。何かを贈り合うことも特に無いそうです。

代わりに6/12が「愛の日」とされていて、この日がいわゆるバレンタインデーのようなものになっています。男性からお花やチョコレートを贈ったり、他の国と過ごし方は似ています。
カトリック教が主流のブラジルでは、縁結びの神と言われる聖アントニオの命日の前日が「愛の日」になっているそうです。とは言っても、ブラジル人は普段から愛情表現が盛んなのであまり特別感は無いらしいです。

日本|贈る意味は多岐に渡る

こうして見ていくと、「女性から男性に」「告白の機会として」バレンタインが浸透している日本は少し珍しいですよね。贈るチョコの種類も、本命チョコ・義理チョコ・友チョコ・逆チョコ・マイチョコ・ファミチョコ・ファンチョコなど、かなり種類が多いです。

ちなみに2013年からのバレンタインでは、有楽製菓が「一目で義理だとわかるチョコ」として、義理チョコ層をメインターゲットにブラックサンダーを販売しています。

色んなチョコの種類がある分、様々な企業戦略が見ることができるのも、日本のバレンタインならではです!

さいごに

いかがだったでしょうか?各国のバレンタイン文化によって、贈るもの・売れるものが変わってくるのも面白いですよね。

日本の「バレンタインデーに、好きな人にチョコを贈る」という文化は、1950年代の大手製菓会社による広告がきっかけとされています。定着してきたのは1970年代で、流行に乗っかり始めたのは小学校高学年や高校生のティーンエイジャー。その頃はお見合いでの結婚よりも自由な恋愛が主流になり始め、女性の社会進出も進んできたところでした。
時代背景をうまく捉えた広告によって、日本独自のバレンタイン文化がここまで根付いたということです。

それをきっかけとして、お返しをする日のホワイトデーや、会社の男性にも渡す義理チョコ、友達にも渡す友チョコなどが派生していったのですね。元々日本には、お中元やお歳暮などの贈り物で感謝や尊敬の気持ちを表す文化があるため義理チョコなども派生しやすかったのかもしれません。

マーケティングムーブメント受け入れてもらえる施策などを進めていくには、文化的背景や流行り・ニーズにうまく乗っていくことが大事ですよね。テナでは、企画の背景もしっかり考えて走って参りますので是非お声掛けください!

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以上、テナアダムのたなでした!

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