こんにちは またあした
日本の「八百万の神(やおよろずのかみ)」という考え方が好きだ。木の神様、川の神様、火の神様、台所の神様、トイレの神様…などなど、至るところに神様がいると言う考え方だ。
日本人は「何事にも感謝をしてきた」のではないだろうか。とにかく、有り難がってきたのだと思う。至るところに神社があったり、お祭りや催し事があったり、とにかく節目を大事にしたりするのも、その延長だろう。
個人的に、何か物事がうまくいっている時というのは、自然と周りへの感謝ができている時でもあり、「これがうまくいったのは、〇〇さんのおかげだな」と思うことが多い気がする。
何かを達成した時でも、それ自体の喜びより、達成するまでの過程で、人に助けてもらったできごとが思い起こされて、それをじんわり感じ入っているときが、味わい深い。
それを、運がよかったとか、恵まれてるとか言う言葉で表現することもできるが、要するに「有り難い」ということなのだと思う。
日本人は、これをよく知っていて、常日頃から周囲に感謝する(先に有り難がる)ことで、生活や人生を豊かにしていたのではないだろうか。
僕のおばあちゃんは、口癖が「幸せやわぁ〜」なのだが、いつもいろんなことに感謝している。何かしてあげると、小さな事でも大げさに喜ぶ。それを見ていると、幸せと感謝はセットなんだろうなと思わざるを得ない。
僕は寝る前の日記で、「今日の感謝リスト」を書いている。
かぞくはもちろんのこと、道を譲ってくれた人のこと、安全に目的地まで連れて行ってくれた電車の運転士さんのこと、保育園の先生のこと、などなど、3つくらい書き留めておく。
たとえば今日なんかは、「昼寝を気持ちよくさせてくれた 無印のベッドカバー」なんかがリストインしている。
不思議なもので、リストインすると、いいところにドンドン気がつくようになる。
「このベッドカバーを考えてくれた人 最高だな」とか「この肌触りを選んだセンスがいい」とか「ゴワゴワだったらこんなに気持ちよく寝れなかったな」とか色んなことに気がつく。
こんな感じで、感謝リストを書くと、自分は恵まれているんだなぁと言う気分になれる。
幸せとか、豊かさは、日々の生活に必ずあって、自ら気づいていくものなのだろう。
♫今日のおやすみBGM
こんにちは またあした / コトリンゴ
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