してほしいことが、相手に伝わらない理由

ちょうど1年前の今日、娘の成長を感じるできごとがありました。

その日僕は、前日の仕事がめちゃくちゃ大変で寝不足気味でした。時間が空いたので、昼寝をしようとリビングで横になっていました。ちょうどウトウトしかけたころ、一歳8ヶ月になる娘がトコトコと僕のところにやってきました。そして僕の手をひっぱり、眠そうな僕を起こすと、おむつが積んである敷布団のところまで連れて行って、コロンと仰向けに寝転がって、自分のオムツをちょいちょいと指差しました。


「オムツを替えてくれ!」ということです。

そんなことは初めてだったので、僕はびっくりしたと同時に、こんなにはっきりとした意思表示ができるようになった娘に、感動してしまいました。

まだちゃんとしゃべれる頃じゃなかったので、その代わりに僕の手を引っ張って、おむつの所に連れて行って、自分でオムツを指差す。

ちゃんと話すことができなくても、赤ちゃんだってこんなふうに意思表示できるんですよね。

なのに、なぜか大人になると、はっきりとした意思表示をすることがだんだん減っていきます。

言葉にせずに相手に察してもらおうとしたり、遠回しに言ったり。
空気を読むみたいな言葉があるように、わざわざ言わなくても察してくれる人が良しとされていたりすらします。

でも、自分がやってほしいことは、はっきりと意思表示をするというのは大事だと思うんですよね。

うやむやに言ったり、相手に判断を委ねたりするのって、断られたらいやだとか、恥ずかしいとか、そういう気持ちがあるからだと思います。
確かに断られるのは怖いけれど、相手からしたら、そもそも何がしたいのか、何をして欲しいのかが、わからないっていう事って結構あります。
何をして欲しいかわからなければ、してあげたくてもしてあげようがありません。

お願いした方からすれば断られたと感じていることも、相手からしたら、そもそも断ったつもりがない。というかそもそも何を欲しいのかすらわからなかったということはありがちです。

だから、あなたがしてほしいことがあるなら、まずきちんと伝えるということが何よりも重要になってきます。

あなたが買って欲しいなら、買ってくださいときちんと伝える。
あなたが助けてほしいなら、助けてくださいときちんと言葉にする。
あなたがやめてほしいなら、やめてほしいとはっきりと態度で示す。
これをしないとどういう事が起きるでしょうか。

例えば、あなたが自分の商品を知り合いにプレゼンしてるとします。

本当は相手に自分の商品を買って欲しいのに、はっきりと買って欲しいと言わずに、その魅力を伝えることで、相手の口から「それ買います」と言ってもらおうと考えました。

あなたはこの商品がどんなに素晴らしいのか、一つ一つ丁寧に説明し熱心に話します。
それを聞いた相手は、その商品がどんなに素晴らしいのかを分かってくれたようです。
でも、肝心の「買うよ」という一言は聞けませんでした。

なぜなら、あなたが相手に伝えたことが、「その商品の素晴らしさ」だからです。相手にとってあなたのリクエストに答えるということは、 「商品の素晴らしさ」を理解するということに止まってしまいます。

あなたがして欲しいのは買ってもらうことなのに、相手は素晴らしいですねとだけ言ってはくれるだけで、買ってはくれない。という現象はこんな風にして起こります。

言い方ももちろん大事ですが、それ以前に「伝える」ということがちゃんとできているでしょうか。


僕の娘が一言も話さなくても僕が何をして欲しいかが分かったように、言葉はなくても態度で示すことだってできます。


自分がやってほしいことは、はっきりと意思表示をしましょう、というお話でした。


GOOD&SHARE代表 / パーソナル・コーチ
牧野彰邦

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