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視点の長さは、自分の経験に比例する。

こんにちは。
パーソナルコーチの牧野彰邦です。

noteでは、自分らしい生き方をするための、具体的な方法や、ヒントを発信しています。

今日は、「視点の長さは、自分の経験に比例する」というテーマでお話したいと思います。

飽き性のぼくが、長続きしたこと

ぼくは、一人暮らしのおばあちゃんに3年間、毎日ハガキを書き続けています。

離れて暮らしていて、なかなか会えないおばあちゃんに、毎日何か「たのしみ」を作ってあげられないかなと考えたことがきっかけで、ハガキを送るこようになりました。(詳しくはコチラ

おばあちゃんは、もともとお出かけが大好き。
自転車やバスに乗って、隣の市まで1人で買い物に出掛けるなど、アクティブでパワフルな人でした。

でも、90歳を迎えるあたりから、本格的に足が悪くなってきて、外出が難しくなり、家でテレビを見ている時間が長くなりました。

両親が幸い近くに住んでいるので、こまめに会ったりしてはいるものの、このままだと認知症になったり、元気がなくなっていくんじゃないか、とぼくは心配になりました。

毎日、何か1つでもたのしみなことがあったら、元気に長生きしてくれるかもしれないと考え、ハガキを毎日出すことを思いついたのです。

ハガキは、裏面に写真、表面にひとことを添えて出します。

写真は、おばあちゃんが、「変化」を感じられるものを選んでいます。

娘の様子や、道端で見つけたきれいなお花、桜や、あじさいなど、季節がわかるようなもの、旬のお野菜で作った料理などです。

外に出られない分、少しでも外の世界とのつながりを持ってもらいたいというのと、毎日が「同じもの」にならないよう、時間の変化を感じてもらいたいからです。

はじめは、いつまで続くかな、と自分でも半信半疑ではありましたが、あっという間に習慣化し、気がついたら3年も経っていました。

この話を人にすると、「毎日よく続けられますね」とか「大変でしょう」と言われますが、正直、がんばってもいませんし、大変でもありません。

何なら、毎日の歯磨きのほうが面倒くさいくらいです。


とは言え、3年間、1つのことを続けられているというのは、自分の中で小さな誇りになっています。

その誇りは、普段の考え方にも、いい影響をもたらしてくれています。

具体的には、物事を長いスパンで考えられるようになってきました。

もともとぼくは、目標を立てるのが苦手なタイプで、3年後、5年後の理想の姿をイメージしましょうと言われても、尻込みしてしまうところがありました。

これは、自分のことを「飽き性」であり、「継続できないタイプ」だと考えていたことが、原因ではないかと思います。

何事も長続きしないタイプの自分が、3年後のことを考えたところで、目標なんてあっという間に変わるだろうし、計画がそのとおりに進んでいるわけがない、と思い込んでいました。

ところが、意図せずして、3年間もおばあちゃんのためにハガキを出し続けてきたという「実績」が生まれたことで、自分に対するイメージが変わりました。

自分が、地道に、長く、1つのことに取り組むことができると気がついたおかげで、長期的にものごとを考えられるようになりました。

視点の長さは、自分の経験に比例する

ぼくがハガキを出し続けたことで学んだのは、「自分が持てる視点の長さは、自分が継続したことの長さに比例する」ということです。

ぼくは、ハガキを3年間出し続けてきたことで、3年単位で考えるということができるようになりました。

3年間継続するということを実際に経験したからこそ、そこにかかる労力、続けるコツ、自分のペースなどを体感できたわけです。

体感があるからこそ、3年という長さを、自分のなかでリアルに想像できるようになったわけです。
変に「3年か…」と気負うこともなくなりました。

ここでポイントなのは、自分で決めたことを継続しているということです。

単に継続すると言っても、会社や学校など、誰かから言われたことをやり続けてきただけでは、感じ方が異なると思います。

主体性が欠けるので、「継続力」というより、どちらかというと「忍耐力」が積み上がっていきます。

継続力は、あくまで自分でやると決めたことを続けた場合に、積み上がっていくのだと思います。

自分がやると決めたことを継続した長さの分だけ、自分の視点が長くなっていくのです。

長期的な視点をもつメリット

長期的な視点をもるメリットは、短いスパンで成果を出そうと焦らなくなることです。

成果の出し方の1つに「継続」があると思っていて、自分の経験上、何事も継続していれば、必ずそれなりの成果につながってきました。

日々も細かな改善は必要ですが、何よりも継続することをぼくは重視しています。

長期的な視点で考えることで、焦りがなくなり、目の前のやるべきことに集中できるため、継続しやすくなると思います。


たとえばこのnote。
書き始めてもうすぐ2ヶ月です。

ほかの人の実績報告をのぞいてみると、全然ぼくよりアクセス数やスキの数が多かったりします。以前のぼくなら、それと比べて、「意味がないんだ」とやる気を失って書くのをやめていたかもしれません。

今はどうかと言うと、たしかに比べるとモヤモヤはしますが、とりあえず
3年くらい毎日書いてれば、それなりの成果は自分でつかめているだろう、と考えています。

3年も続けていれば、書くことに慣れて、さすがにアウトプットの精度が上がるでしょう。

そのことが、何か商品を売りたいときのセールスライティングに役立つかもしれないし、考えを言語化するスピードが早くなるかもしれないし、何なら本を出したくなっているかもしれません。

いまは、つたない文章かもしれませんが、3年の間に、自分が何の工夫もなく続けていくとは思えず、何かしら向上はしていくはずです。
逆に言えば、3年も続けていくには、何か向上していかないと、自分が飽きてしまって、苦痛で続けられなくなると思います。

人は、たのしいことでないと長続きしないと考えているので、続けることを目的にしてしまえば、何かしらの創意工夫が半強制的に生まれるんじゃないでしょうか

そうやって、長期的な視点を持てば、短いスパンで成果を上げようと無理したり、焦ったりすることもなく、健全に着実にやるべきことを積み上げていくことができます

個人的には、こういうスタイルのほうがしっくりくるので、これからも長い尺度でものを見るクセをつけていこうと思います。

まとめ

話をまとめると、以下のような流れかな、と思います。

何かコツコツと続けてみる

継続力と、継続できた経験が生まれる

長期的視点が生まれる

焦りや不安が減る

何事も焦らないことが、精神的にも健全に、成果を出し続けるコツなのかもしれません。

というわけで今日は、「視点の長さは、自分の経験に比例する。」というテーマでお話しました。

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GOOD&SHARE代表 / パーソナルコーチ
牧野彰邦

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