ないものじゃなくて、あるものを数える

自分に自信がない時
自分が無力に思えてしまう時
自分には価値がないと思えてしまう時

そういう時って、自分にないもの、自分にできないことばっかり見てる時なんですよね。


昨日この動画を見て、めっちゃわかるわーと、しみじみしてしまいました。

お笑い芸人EXITの兼近さんが、自分の人生観が変わっていた話のなかで、次のように話されています。

ないものを数える作業だったんですよ。
これもできない、これもない、 お金もない。(中略)
途中からあるものを、自分が持っているものを数えるようになったんですよ。「あれ俺友達いるな」とか「そういえばこの友達にはいい人って言われるな 」とか。自分の価値を感じてきた。

(動画5:55あたりから)

これ、ぼくも似たような経験と価値観を持っているので、すごく共感できました。

うまくいってない時って、何か原因を探ろうとしたりしますよね。
原因を探るって、自分に何が欠けていたのかを探す作業なんです。

この探し方も、2パターンに分かれると思っています。
自分の内面に欠けているものがあるという前提で探すパターンと、
自分の外面に欠けているものがあるという前提で探すパターンです。

どういうことか説明します。

前者は、自分の内面に欠けているもの、つまり、自分に不足しているもの、自分にできないこと、自分が持っていないもの、が原因だと考えるという思考パターンです。

例えば、経験だとか実力だとかお金とかステータスとかです。いわゆる自責思考というやつです。

後者は、自分の外面にかけているもの、つまり、環境や外部要因だと考えるという思考パターンです。

例えば、他人の行動、言い方、住んでいる場所や会社の環境など。いわゆる他責思考とやつですね。

よく言われることに、「他責思考じゃなくて、自責思考で考えよう」というものがあると思います。これは、他責思考はコントロールできないもの(変えられないもの)で、自責思考はコントロールできるもの(変えられるもの)だから、自責思考で状況を良くしていこうという理屈なんですが、

大きく見れば、自分に欠けているものを探すという意味では同じことだと言えます。

僕が今回言いたいのは、自分に欠けているものじゃなくて、あるものを見つめよう、ということです。


例えば先ほどの動画で、兼近さんが言うように、
「お金はないけど、友達はいる」というように、あるものを見つけることができれば、「そういえばこの友達にはいい人って言われるな」とかもう一歩踏み込んで考えることができます。そうすることで、自分の価値というものも感じやすくなります。

結局不安になったりうまくいってないと感じたりするのって、一言で言うと「自分には価値がないと思ってしまうから」です。

自分にあるもの、自分にできているものをたくさん探すことで、自分には価値があるなと思いやすくなります。

俺の究極系が、「生きてるだけで価値がある」というやつだと思います。
持ってないものできていないことなんて数えればきりがないけど、それでも生きてる自分ってすごくない??てことです。

すごく極端な表現に聞こえるかもしれませんが一つの真理だと思うんですよ。
こういう状態で生きていることができていれば不安になることって少なくなると思いませんか?

大変なことも、悲しいことも、辛いこともあるけれども、それでも生きてる自分も生きてるんだって、自分が自分に思ってあげることこそが、自分を安心させてあげられる一番の特効薬なんじゃないでしょうか?

ないものじゃなくてあるものを探す。
それが自分を大切にして生きていくための秘訣だと思います。

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