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1冊目 : 『悪人正機』(吉本隆明)

■この本について

タイトル:悪人正機
著者  :吉本隆明(聞き手 糸井重里)
出版社 :新潮文庫
発行年 :平成16年12月


■読んだキッカケ

糸井重里さんが聞き手だったから


■お気に入りのフレーズ

「素質」ってなんだ?より

自己評価よりも下のことだったら、何でもやっていいって考えてるんですね。(中略)このことは、自分の経験からわかったことなんですけどね。自己評価のもうちょっと上の、見せかけくらいだったらやっていいんじゃねえか、みたいに思ってやったことは、ことごとく失敗したんですよ。(中略)自分の、自己評価より上に見られるようなことはやっちゃいけないんですよ(笑)


「ネット社会」ってなんだ?より

要するに人間が「しゃくにさわると怒る」とか「おかしいときは笑う」とかいいうことは人類始まって以来、同じじゃねえか、発達してねえじゃねえかっていう面があるでしょう。(中略)魂とか、心とか、そういう言葉で表現されるものは、ギリシャ時代からちっとも変わってない。


「お金」ってなんだ?より

借りた金も全部、自分の財産だっていうか、そういう発想でなきゃ、お金は集まらないし、本当の資本家にはなれないんですよ。

病院からもどってきて  より

落ちこぼれると、その分だけ自由が手に入るんです。


■おススメしたい人

ひとりで考えることに行き詰まっている人



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