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「でも、視聴率低いんでしょ?」

私がそれを好きなことと視聴率は、何の関係もないよ。

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「大河ドラマのいだてんが好きです」

と言うと、必ずと言っていいほど「でも、視聴率低いんでしょ?」と返って来る。実際低いらしいですね、視聴率。

でも視聴率が高かろうが低かろうが、私がいだてんを観ている事とそれは関係ないんですよね。私がいだてんを観ているのは、私がいだてんを好きだから。面白いなと思ったから。
「視聴率低いじゃん。面白いの?」
面白いか面白くないかを判断するのは個々の人であって、視聴率じゃないよ。
実際にドラマを観たら楽しめたので、私は面白いと判断したんだよ。

視聴率に限らず、数字って目に見えるものだから判断材料としては良いですよね。
でも数字だけで良し悪しを判断出来るかと言ったら、それは違うと思うんです。

数字の呪いにかかりたくないなぁ。

いだてんの好きなポイントはたくさんあるのですが、ひとつだけ言うなら「周りを巻き込む勢い」です。

主人公の金栗四三は筋金入りのマラソン好き(マラソンバカ、と言っても良いのかもしれない)。
「走るの楽しい!」と文字通り突っ走る四三の勢いに、周囲の人達がどんどん巻き込まれていきます。
「スポーツなんか」「女は運動しなくていい」と言っていた人達もいつの間にか四三に巻き込まれ、徐々に考え方が変わります。
戦争や偏見、関東大震災と戦った四三とその周囲の人達。その原動力は「走るの楽しい!スポーツ好き!」という気持ちでした。

「好き」は強い。

昨今の日本のスポーツ事情は、先人達が戦って勝ち得たものなんだな、と実感しました。
現在は当たり前のように老若男女スポーツをしていますが、こういう歴史を辿ってきたから今があるのだな、と。ドラマ内で描かれている時代が明治〜昭和と近現代なだけに、とてもリアルにそれを感じます。
なにこれ凄く大河ドラマ...!!!!!

明日から第二部が始まります。楽しみです。

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…と、ここまで語ってきた私ですが、いだてんが始まる前は

「近現代?大河っぽくない」
「殺陣無いの?大河っぽくない」
「合戦しないの?大河っぽくない」

と言っていたんですよね。
その時の私のほっぺたを思いっきりちみくりたい...

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