俳句、始めました。
咲き初めの
四葩に陽
布団干す
(さきそめの よひらにひなた ふとんほす)
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17文字。
情景や心情を表現するために必要な字数。
たったの、17文字。
俳句って凄いなぁと、とあるテレビ番組を観て感動した。俳句を見ただけで、それを詠んだ人が感じた匂いや音、景色がスッと入ってきたのだ。
私の頭の中には今、霧がかかっている。
だから、長い文章を読んだり書いたり出来ない。
常にぼやーっとしているので、読んだとしても内容が頭に入ってこない。
文章を書くのだって、構成を練ったりする集中力が無いから思った事をそのまま、脈略なく書くことしか出来ない。
何より、書くのも読むのも今はひどく疲れるので、極力避けている。
だからこそ、17文字が物凄く魅力的だった。17文字ですよ、17文字。たったの17文字。字数だけ見たらストレスフリー。それでいて、匂いも音も風景も心情も、全て17文字に詰まっている。
嗚呼、どうして俳句を習った小学生の時にこれに気がつかなかったんだろう。悔しいなぁ。
俳句は字数に限りがあるのに、その字数で表現出来ることには限りが無い。
「やばい」の3文字を知った時も、「やばい」が持つバリエーションの豊かさに「"やばい"って、やばい!」と感動したけれど、その時と同じくらい17文字の無限に感動した。17の、文字しか使わぬ俳句やばい。
そろそろ集中力が切れてきたのでこの辺で(疲労困憊)。
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四葩=ヨヒラ(紫陽花の別名)
紫陽花が咲き始め、梅雨入り間近(沖縄、九州は梅雨入りしたそうですね)。
お天気が良いうちに、お布団干しとかないと。
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