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「面倒くさい」は「仕草」で乗り切れ!

数ある家事の中でも、あなたが面倒くさいと感じるのは何ですか?私は、台所仕事の片付けが面倒くさいです。

料理を作るのは、すごく好きです。料理に限らず何かを作るのが好きなので、そこは苦ではないんです。でも、片付けとなると話は別。

フライパンなど使った道具を洗って片付ける。食べ終わった食器を洗って拭いて片付ける。コンロ周りの汚れを拭き取る。シンクなどの水回りを綺麗にする。簡単に書き出しても、これだけの事をします。

しかも、1日3食なら3回やります。料理を作るのは好きだけど、片付けの類になると腰が重くなる私にとって、これは大変な作業なのです。

ところが、最近はそれほど苦にならなくなったんです。これには2つ理由があって、1つ目は主人が使い終わった食器を食洗機に入れてくれるようになったから。そして2つ目は、台所に立つ時にエプロンをするようになったことです。

独身時代は気が付かなかったのですが、エプロンをすると背筋がしゃんとする感じがします。気持ちも変わっていて、「片付け面倒くさいなぁ」って気持ちから「よし、やるぞ!」と前向きになります。

このエプロン、気持ちが切り替わる魔法のエプロン…ではありません。実は「刷り込み」という脳の反応を利用したものです。

刷り込みとは、ある特定の条件に対して反応を引き起こすもので、有名なのは『パブロフの犬』ですね。犬に餌を与える時にベルを鳴らす事を続けると、最終的にベルを聞いただけで唾液が分泌されるようになったって実験のお話です。

この刷り込みが起こす反応の事を条件反応と呼びますが、この条件がエプロンだった訳です。「エプロンを着る=台所の片付け」と刷り込まれているので、気持ちが切り替わっていたのです。

実は、条件反応を生活の中に上手に取り入れると、やる気スイッチがONになって、やりたい事ができるようになります。

例えば、家計簿。使い方によっては記入が細かいので、腰が重かったりなかなか続かなかったりしませんか?そんな時、「お財布を開く」を条件にすれば、気持ちが切り替わって記入できるようになるわけです。

このやる気スイッチを入れる条件を、体に染み込ませるためには、2つポイントがあります。

1つ目は、毎日続けられるように簡単な条件にすることです。条件と言うと難しく聞こえてしまうので、仕草として考えます。また、毎日やることなので、あなたの好きな事を仕草にするといいでしょう。紅茶を飲む、3回深呼吸する、肩をぐるっと回すなど。そして、仕草をした後すぐにやりたい事をします。

2つ目は、気負わないで続けることです。仕草を習慣化しようと頑張るあまり、疲れて続かなくなっては本末転倒です。目的はあくまでも「やりたい事をする」なので、ゆる~く続けてみましょう。

やりたい事が尽きることはありません。「やろうと思うんだけど、なかなか…」と悶々とした時にこそ、試してみて下さい。やりたいのに出来ないストレスから開放されますし、出来たことによる自信も、きっと持てるでしょう。

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