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Time Limit

どことなく差す影を すずめが跨いでいく
晴れ間を眩ませて すぐさま落ちていった
泥まみれ 待つ声が 確かに今どこかで
誰かの想いでいた まだ続いていたんだ

どうか悲しみよ 風に散らされてくれ
ひたすら崩れていま何時?
百歩譲りつつも 塵が舞う目の前で
それでも生きてたんだな

幼くも揺れうごく 抜けてるひだまりへと
向かえど見つけようと 地獄がすぐ先に
ぼやけてる 天国が 仄かに呟いて
終わりの合図を告げた

またぬくもりを手に入れた いつまで暖かだ
どうせ半に月を余してすぐ冷めるだろ?
ほら腐っちまう前に すべて召し上がれよ
限られた時間を憐れと見といてやろう

馬鹿を見るいつまでも 一つをもて 波に呑まれ
晴れ間も洒落もねえ ほんわか日が暮れて
ああ まだ続いていたんだ?

そうか綻びよ 雨に打たれてバイ
今にもひどい仕打ち注げ
千歩だらけつつも あなたがいた日なら
空も飛べるのだろう

また またぬくもりを手に入れた 
いつまで安らかだ
どうせ半に日を余してすぐひやひやや
そうだ離れちまえこれで 如何に美味いかだろ?
ハメられたままでいて着飾る声に救いなし

不恰好な細工のかがみ ラジオのノイズに紛れてた
陽が星を撫でている 雲が月を映している
ああ世界が過ぎていく 
言いたいことを忘れてしまった

また また またぬくもりを手に入れた 
いつまで暖かだ
どうせ半に月を余してすぐ冷めるだろ?
ほら腐っちまう前に すべて召し上がれよ
限られた時間を憐れと見といてやろう

また また また またぬくもりを手に入れた
いつまで安らかだ
どうせ半に日を余してすぐひやひやや
そうだ離れちまえこれで 如何に美味いかだろ?
ハメられたままでいて着飾る声に救いなし

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