TEKKA

あの頃のきらめきも忘れてしまい、とんだ捻くれ者になってしまった「TEKKA」と申します…

TEKKA

あの頃のきらめきも忘れてしまい、とんだ捻くれ者になってしまった「TEKKA」と申します。日々、被害妄想と不安に駆られながら生活しているので、いつかその「証」が宿ってくれますようにと祈るばかりです。noteではこの様な経験を活かし、詩を載せてますのでどうぞご覧下さい。

最近の記事

Caramel

期待のない心で産まれたなら  あなたを底から愛せたのかな はためく気分で慰めどころか 傷つけていたんだな 鏡でいる想いがよく滲んだら  話せてたことが吐き出せない 揺らめく不安と安堵だけを今日も 募らせて生きるなら 今にも 魅力を散らして 手を広げてくれ  誰が何と言え そのまま巡れ その名は 何より綺麗でいた  あなたの目でほら 確かめても尚 いてほしいな ただいてほしい 得体も知れないで見つめていた  遥か遠くの瞳に暮れた 安らぐ合間には時が過ぎていく 時が過ぎるま

    • Thermography

      ざらに任せ笑えた今日は  傘にあられ散らして去った くらり眩暈 重ねたロンリネス  綾に揺られ満たして舞った  くらくらくら  溶けてゆく目は床に垂れたまま 冷めて熱り顔で宵を跨ぐ狐狸 くらくらくら  逸れてゆく背に未来暗いまま ぐずついたような夢を誰かが くららくどき 役立たず ちっとも笑えないそりゃじゃり 声を撒いて投げ出して恥絡みらみ 狂い咲け 嫉妬も祓えないそりゃ然り ああ眩暈が春を越して 空になれば沈んだはずさ  君はそうはしなくていつも ずらり並び 明日の

      • Horse's Neck

        大根役者みたいな毎日  風に紛れ踊るトラジェディ やけになって不意に再会  上手くいかないランラ 面目ねえと頬には提灯  ざまあみいと笑うアメニティ ずっと待ってひどい仕打ちでランラ ついてないで台詞飛んで  嘘みたいなっちまって 下手に声を吐き散らし風が吹くだけで 情けねえと皆で垂らせ 照明一つない部屋で 運命よ目に映れ いつの日も 羽目外しながら生きていた今日も  花が咲くほど愛したくて それで君を思えるならそれでよかった 雨降らしながらイメージした今日を  意味

        • 考えすぎることは一見、苦のようで楽だと思える。自分は「考えすぎる=諦め」と考えるんだ。だから、楽なんだと思う。例えば、自分は皆から嫌われているんだとか、一見考えすぎに思えてしまうもの。でも多少の諦めがあるから、ずっと悩めるんじゃないかな?だって、そっちのが楽だから。

        • 考えすぎることは一見、苦のようで楽だと思える。自分は「考えすぎる=諦め」と考えるんだ。だから、楽なんだと思う。例えば、自分は皆から嫌われているんだとか、一見考えすぎに思えてしまうもの。でも多少の諦めがあるから、ずっと悩めるんじゃないかな?だって、そっちのが楽だから。

          ビニールハウス

          小さな幸せ 貴方がくれた優しさ  明かりには縋りつつも  持て余す空気よ ためらう心根 にわか途切れた綻び  ただそうと頷くこと  続けた ありのままの中でね 育てられた善意を 下手に着飾り傷つける日々で 何も言えず黙って 煽てられた「弱さ」を すべて貴方に押し付けるそっと 生まれた日に「正解」が僕らを宿す  その瞬間、産声を上げていた 何よりも麗しいものだからさ  貴方にも渡したくて でもねそれは明確な身なりじゃなく  その瞳孔のきらめきも知り得ない それすらも麗

          ビニールハウス

          あの頃を見据えるまま

          涙が降りるのを待っていた  拙い言葉でがむしゃらに希望を募らせ  何にも言えないくせにさ  離れる姿に ひたすら怯えて あの頃に戻りたい  無邪気なままでいたのなら  あなたと話し合えたのかな  それすら浮かばないくせに  映画の台詞は 甘いと知り得て  瞼を閉じて 開いたらさ  何もかもが  変わり果てると思い 密かに声を 寄せるように  どうでもいいと呟きながら 逃げ出せたのなら噛み締めた  幼い心根 ハービサイド 些細に撒いて 結局できずに蒔いた種を  誰かのせ

          あの頃を見据えるまま

          Similar Bias(ワンコーラス)

          応答 問答無用 揺らぐ真相 喧騒   妄想に駆られ そう笑止千万 相当 望まれねえな 眩む希望 口頭 糸に絡ませもう閉会かい 劣等 崩壊構想 故の友情 銘々 懊悩を添えてもう独り厭い もうそう 愛されねえな  抱く空虚 物騒心境 忽せ 盲信送信 そんならじゃあ あの頃を思い馳せてオーライ 脆い手の甲も 回り疲れた焦燥も 全部見えないなら 寂しいのだろな そんならじゃあ これからを見据えてオーライ 疼きを見送る前に

          Similar Bias(ワンコーラス)

          前作「Dust Soap」に繋がる作品です。

          前作「Dust Soap」に繋がる作品です。

          Farewell Delusion

          お腹いっぱい荒んでいく手の甲  求めるほど朗らかには 生きられやしなくって  生きられなかった どうも優しくあれないからその中指がさ  眼差しに映らないように   笑みで覆っていたって  色褪せていった   トゥルル 揚げ足を取られて 安らかにディナータイム ざまあみい  誰かがつぶやきシャットアウト トゥルル このままで 奪っていれたならインサイダー ざまあみい  すべてが麗しく離れていく やり尽くせば不安でいる頭じゃ  怯えるほどあなただけを 見据えられやしないや 

          Farewell Delusion

          T E K K A - D u s t S o a p

          T E K K A - D u s t S o a p

          今までは、理不尽に生まれてきたかのような感じで生きてきたけど 最近は、自分を曝け出しているからか やけに肩が軽い。ただ、それ故の不安に駆られることはあるけど。 もう二度と、あの頃みたいに煌めけやしないが それなら、その証が心に宿りさえすりゃいつかまた別の形で、、、

          今までは、理不尽に生まれてきたかのような感じで生きてきたけど 最近は、自分を曝け出しているからか やけに肩が軽い。ただ、それ故の不安に駆られることはあるけど。 もう二度と、あの頃みたいに煌めけやしないが それなら、その証が心に宿りさえすりゃいつかまた別の形で、、、

          Dust Soap

          Ah 彷徨うその小さな無垢には 朗らかに生きた痕だけ 漂うその気さくな泡から 黒ずみを飼う排水溝 清潔な綻びが 上手じゃなくなって 大切な事実も映らなくなってた 途中で弾けた果て 何にも言えなくて 苦みだけがふわりふらり 戻れない想いがあなただった  汚れたきらめきを吸い込まないでくれ 怯えずにいるのが無様なくらい ずっと離せなくて安らかな泡 Ah 見え透くその暗めな嘘だけに 穏やかに染みた妄想 もういいよ じゃあ些細な答えで もう一度 思い馳せたい 歌えない脆さがあ

          金魚になりゃいい

          二人は何にも言えなくなって 金魚に跨る澱みを ぼんやり あれだけ無垢には丁重に ブルーシートを広げたのにどうしてさ   二人は悪意を脱げなくなって 密かな暴言 些細に往来 どれだけ優しくなれたって あなたは獰猛 話にならねえんだから 金魚になりゃいい そしたらこんなもの 水質汚濁に爆ぜるのだろうな 金魚になりゃいい これからいつの日も 眼に映ってしまうのさ 二人は踊り場 蛍光灯と カピラの行方は天井と 呟いた 仕舞いに嘘かも曖昧で 金魚になれずに水槽も椅子にぐらり 二

          金魚になりゃいい

          あなたならば

          梨をくれてやるよ  だからもう現れないでくれ 追い風に怯えては 言葉にならずに梢に潜めて 君が悪いんだよ 濫りに受けた心なき答え いたずらに暮れなずめ 大層 淋しい宴会なんてな けれど あなたならば僕は きっと 優しくなれるのだろう もう 誰にも与えたくはないから せめて想いは笑みで唄いたい 二度と 元に戻れないや 胸にそれが宿るならば あのね 想いは笑みで唄おうぜ 恋を偲んでやるよ  つまりそう嘘すら許し合うのを これからはやめにしよう それがさひとつの絆になるなら

          あなたならば

          そりゃあないわ

          らっちもねえこたばっか言っとらんで  嘘と吊るして潜めた声を踏みにじるな 端もねえような肥えた欲へと 思い馳せてまた無垢とにやついてら そりゃあないわ あるがままを鵜呑みにして 丁度いいくらいに傲りを手紙で紡ぐ 結局は 穴を埋めていくためにはさ 自分に恋い慕い袖に逃げるしかねえのか なあ 理不尽に生まれたからどうでもいいやって 諦めることを無事に終えられたのならば まあ どうだここでさあレモネードは如何? 床に落ちている言い訳がそんなに美味いか  感想は 羞恥を尽

          そりゃあないわ

          死に忘れ

          うらめしや 死に忘れたような目で何を見る? あんたが掻きむしる文字の滲みか 行方を問う 揺れた声だけ彷徨うアルヴェアーレ さすねえ 背伸びをして誰をあざける テイク・ワン 誰のせいにしてしまえばいい ご褒美が咎であれ臍の緒になっていく テイク・ツー 戯れた日々に思いを馳せたまま 誰かが望むのなら 死に忘れていたい うらめしや 有り触れたような夢寐で澱を稼ぐ 今夜は何もねえ 襟もねえ テイク・スリー どれか諦めてしまえたなら それで無垢を取り戻し 嘘も疎いや テ