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【授業5分短縮!?】学校の裁量拡大による教育改革:授業短縮のメリットを考えてみた

今回は、久しぶりに教育の話。授業の短縮について自分なりの意見を述べたいと思います。

昔、こんな記事を書きました。ここで言ってる結論は今でも変わっていないです。要するに、子どもや教師のゆとりの時間を確保がこれからは大事なので、授業時間を少なくしましょう!というものでした!


授業5分短縮の記事について

で、今月こんな記事が出ました↓

学校裁量というワードがSNSで燃えたらしいですが、僕は、日本の教育の充実のためには、学校の裁量を増やしたほうが良いと思っています。

なぜなら、この記事に書いている以下の狙いがあるからです。

各校が画一的な授業を横並びで実施しているだけでは対応が難しく、裁量拡大によって学校現場の創意工夫を促す狙いがある

読売新聞

画一的な授業はなぜ厳しいか?

で、この画一的な授業を横並びで実施するだけでは対応が難しいというのがポイントで、日本の教育は戦後の復興のために、上から一気に指示をしたらすぐに動ける人材、例えば、工場で無駄なく働くことができるような人材を均等に育てる必要があったんです。

で、この時代にはこの教育が完全にハマって、見事な復興を果たしたのですが、平成、令和も同じ教育がハマるかと言ったら、そうではないです。


なぜなら、上からの指示だけに従う人材ではこれからの時代は通用しないからです。


AIがこれだけ、発展している中、AIを使っている上司がどれだけいるのでしょうか?
AIを使って、業務改善を試みている管理職がどれだけいるのでしょうか?

上司や管理職、先生が子どもたちよりもすべての面で能力が勝っているのであれば、これまでの教育で良いかもしれません。

ですが、今の時代は、SNS運用は子どものほうが上手です。
動画編集も子どものほうが上手です。
若手教員のほうが、効率良く、心地よく働く方法を知っています。

こんな時代に、画一的な教育を上から一気に行うだけでは無理が出てきます。

なので、子ども、教員、学校、地域の得意不得意、好き嫌い、強み弱みを活かしながら学校独自でその学校ならではの教育を作っていく必要があると僕は考えてます!

もっと言えば、地域によって学力がぜんぜん違う中で同じ教育ができるか!?といえばできないですよね!?

じゃあ、出てくる意見が、こんだけ忙しい中、得意不得意、好き嫌い、強み弱みをみとる時間がそもそもない!!

です。

なので、その時間を作るために、僕は40分授業を試してみて、浮いた85時間をゆとりの時間にして、学校独自の教育を考える時間にしたらよいのになーと思ってます。

授業時間短縮のメリット

確かに、これまでのやり方を変えるのに労力を取られるかもしれません。ですが、長い目で見たら、40分授業にすることで得られるメリットは多いと思います。

以下に今僕が思いつくメリットを上げておきます。

・教師のゆとり時間の確保
・子どものゆとり時間の確保
・授業改善につながる
・反転学習の導入、YouTube等、積極的に新しい方法、テクノロジーを使う
・AIを使って授業カイゼン
・新しい技術を導入するために、若手の力を頼る
・若手も意見が言えるので、組織の活性化につながる
・若手とベテランのコラボができる

こんな感じです。

40分授業の実践例

これは文部科学省が共有している目黒区の実践例です↓

これまで、放課後にしかできなかった教員の研修や教材研究を勤務時間内に収めることができます。勤務時間内に業務を終えるというのが結構大事です。

最近流行りのホワイトスペースですね!勤務時間に終わった余白の時間を使って、創造性を発揮して、これまでにないアイデアが生まれたりします!

大変なのは最初だけ!小さな変化の積み重ねが大きなメリットとなって返ってくる!

まぁ、授業短縮が良いなと思っている方が学校に全員いたらよいのですが、そうではないです。様々な先生と対話して、合意形成していく必要があります。これが一番大変です。。。

その中で、ある程度、自分の意見を譲ったりする場面もあります。悪くないのに、謝ることがでてきます。

ですが、その小さな積み重ねが大きなメリットとなって返ってくると思います。

僕は中学校の教師ですが、中1の段階で手間はかかりますが、丁寧に指導、支援を積み重ねると、中3になったらめちゃくちゃ楽です笑

5年前に教務主任をしていたときに、職員会議のペーパーレス化について草の根活動していたら、コロナになって、めちゃくちゃハマって崇められたともあります笑

そんなイメージで、いきなり、大きなメリットは出てきませんが、地道にコツコツ積み重ねていくしかないと思ってます。ただ、大きなメリットが子どもだけじゃなく、自分にも返ってきます!

まとめ

今回は、いつにも増して、熱く語りました。ですが、それだけ大事なことだと思ってます、学校裁量という言葉は、昔から文部科学省は言ってました。あまりに、学校が忙しすぎて、教師が裁量できるような身動きが取れる時間がないので、上から学校裁量が取れる時間を確保するために、授業短縮というワードを出したのかなと思ったりします。

このニュースを悪く言って、愚痴だけで終わるのではなく、自分、自分の学校に都合の良い解釈をして、自分の学校が働きやすくなるように学校裁量で考えていったら良いかなと思います。

教育委員会が間に入って、やめてと言われても、文部科学省が言ってるから、できますよね!?で突っぱねたらいいんです!!

今回は以上です。今回の話と関係ないように見えますが、AIを使いこなすことは、教育を充実にするためにめちゃくちゃ大事です。

なので、つい最近、AIを使う習慣をつくって、AIを使いこなし、ゆとりある生活を取り戻すためのコミュニティを作りました!
無料で入れますので、気が向いたら、一緒にAIを使ってゆとりを取り戻しましょう!!

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