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あなたの積読教えてください②

まだ読んでいない本があるのに、新しい本を買ってしまう。
そうやってどんどん未読の本を積み上げいくことはありませんか?
誰もが持っているであろう積読本を、これから1人ずつ紹介していきます。

第2回目は、ミステリ大好きな20代社員 山﨑の積読本の記録です。
……と言いたいところですが、私には積読本がありません。
読まない本は買わないし、買った本は必ず読むので。
この企画を通し、人が積読をする理由を少しでも理解できればと思います。

とはいえ何もご紹介できないのは寂しいので、本棚に収納せずに物理的に積んでいる本の代表3冊を披露いたしましょう。

『定本 漱石全集 別巻 漱石言行録』(岩波書店)

・積んだ期間
4年くらい

・なぜ買ったか
最推しと生前交流のあった方々やお弟子さん、ご家族の皆様が、最推しの人柄や思い出についてあれこれ語ってくださっているすごい本だから。内容だけでなく装丁も素晴らしいし、紙もすべすべで手触りが良いし、インクも黒々としていて読みやすいし、何から何まで最高。買ってよかった。でもあんまり売れてほしくない。同担拒否だから……。

・なぜ積んだか
狭い本棚に押し込んでおくのは申し訳ないし、視界に入りやすい場所に置いておくことでQOLを上げたいから。

『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』(文藝春秋)

・積んだ期間
3~4年くらい

・なぜ買ったか
元々実家にあった本なので、買っていない。
「絶世の美女」として有名なオーストリア皇后エリザベートのお孫さん(つまりルドルフ殿下の娘さん)の生涯を描いた激アツ歴史書で、どうしても手元に置いておきたかったので黙って持ち出してしまった。王朝滅亡や二度の大戦で多くを失いながらも、自分の人生をひたすらに進んでいくエリザベートは本当に力強い。

・なぜ積んだか
定期的に読み返したくなるから。ヨーロッパ随一の名門王家ハプスブルク家の終焉、大国に圧し潰される東欧の小国の様子を見ていると、諸行無常を感じて泣いてしまう。

『A Line To Kill』(Century)

・積んだ期間
1日(昨日買った)

・なぜ買ったか
存命作家のなかで一番好きな作家アンソニー・ホロヴィッツが書いた一番好きな「ホーソーン」シリーズの最新作。翻訳版が出るのを大人しく待っていられなかったので買った。生まれてはじめて英語の本を買ったが、妙にデカいし本当に全部英語で書いてあるので若干ビビっている。

・なぜ積んだか
まだ読んでいる途中なので、手元に置いておきたいから。しかもデカいので本棚に入らない。本にもベルクマンの法則が働くのだろうか? 正確に読み取れているわけではないが、怒っているとか抗議しているとかのネガティブな台詞はすぐにわかって面白い。

文:山﨑理香子

※Amazonのアソシエイトとして、TEKIKAKUは適格販売により収入を得ています。


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