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他人がおすすめする映画を観てみよう【ジュラシック・パーク】

他人がおすすめする映画はきっと面白い。
というわけで某月某日、株式会社TEKIKAKUでは、社員がおすすめする映画をほかの社員が鑑賞するというイベントが行われた。

【映画】ジュラシック・パーク


【おすすめした人】安藤

ブラキオサウルスが立ち上がるシーンで、後ろのカップルが「わ、すごい、本物みたい!」と話しているのが聞こえた。ほんとは観たことないはずのものでさえ、本物に見せてしまうんだなあと、映画技術みたいなものの説得力を感じる作品だった。

【観た人】山﨑

◆この映画を選んだ理由
映画を観る習慣がまったくなかったため、超有名作と呼ばれる作品もほとんど未履修。「ジュラシック・パーク」というのは、タイムスリップして恐竜と遭遇する話だと思い込んでいたが、どうやら違うらしいということが判明して俄然興味が湧いた。監督のスティーブン・スピルバーグという人は、アンソニー・ホロヴィッツの『メインテーマは殺人』に名前が出てきたので覚えている。

◆映画のあらすじ
遺伝子操作で現代に蘇った恐竜が、嵐と人為的ミスによってセキュリティがとことん無効化された「ジュラシック・パーク」で縦横無尽に暴れ回る話。招待客や職員は「これでもか」というほど恐竜に襲われまくるが、反撃する術を持たないので基本は逃げ惑うだけ。それに加え、高い木に引っかかった車から脱出する、仲間が高圧電流を流そうとしているのを知らずにフェンスによじ登るなど、恐竜が直接関与しない場面でも結構ピンチになっている。

◆印象的だった場面
①マルドゥーンさんの最期
作中で一番好きだったのが、ベテラン恐竜監視員マルドゥーンさん。立派な死に方をしそうなつわものが好きなので、寡黙で冷静沈着、かつ勇猛果敢なこの男を気に入るのは必然であった。そんなマルドゥーンさんは、パーク内の電力復旧作戦の途中でヴェロキラプトルに襲われて落命してしまう。あっさりとした死であったものの、その最期はたいへんに立派であった。仲間を先に行かせて鬱蒼とした森に一人残り、作中で散々「やばい」と言われていたヴェロキラプトルに銃ひとつで挑む姿は正につわもの。きっと並み居るものの称賛を浴びたであろう。

②グラントさんのいらん小芝居
パーク内が停電している最中に、主人公グラントさんがフェンス(本来なら高圧電流が流れている)を触り、本当に安全か確かめるシーンがある。ここでグラントさんは謎の茶目っ気を出し、フェンスを掴んで絶叫。見守っていた子ども達の前で、なぜか高圧電流が流れているかのような小芝居をする。その迫真の演技に子ども達はコロッと騙されて恐慌状態に。無関係の私でさえグラントさんに「いらんことすんなや!!!」と大声で怒鳴ってしまう、印象的なシーンだった。きっと上映当時も同じことを思った人がいるはず。

◆自分だったらどうする?
早々に諦めて念仏を唱える。恐竜は人類には早すぎた。

◆その他感想
令和に観ると「想像しうる最悪なことが全部起きる」のを楽しむ映画という感じだが、上映当時に観た人々はストーリーにどんな感想を抱いたのかが気になるところ。「いつかこんな未来が来るかもしれない」というワクワクなのか、「そんなことしたらあかんわな」というある種の戒めなのか。

※Amazonのアソシエイトとして、TEKIKAKUは適格販売により収入を得ています。

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