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下位バージョンで開くのはだめ
ちょっと信じられない製版ミスが起きたので戒めをこめて覚え書き。
帰校した校正赤字に「写真が90度回転して変倍がかかっている」と指摘があった。入稿時のデータを確認すると問題はなく、正しい状態で出力紙とデジタル検版用のPDFが添付されていた。「なぜこんな事になるのか原因を教えて欲しい」「デジタル検版で見つけられないのか」と。
入稿時のデータと出力データの検証を行なった。
一目みておかしい状態で出
分版プレビューとオーバープリントプレビュー
最近オーバープリントにまつわる印刷事故が繰り返し起こった。事故のたびに改善策を考えて対応してきた筈だけど相変わらず同じような事故が起きているので備忘録的に書いてみる。もっと分版プレビューを有効的に活用してミスを減らしていきましょうという話です。オーバープリントとか分版って何?という方もおられるかもしれませんが理解されている前提で記事を書いていきます。
オーバープリント=色版の上に色版を乗せる設定
+DESIGNING vol 56に掲載されました
2023年9月15日発売の+DESIGNING volume56に掲載の@yamo74さんの記事に、僕の書いた記事のイラストを採用して掲載して頂きました。拙いイラストで畏れ多いのですが、実際に印刷物として形になったものを手に取るとやはり嬉しい。
DTP以前のアナログ写真製版時代の作業工程や製版技術などの記載は、現在WEB検索をかけてみてもほとんど見つけられなくなっています。そんな中で印刷物という
手作業での面付け作業
最近よく入稿されるデータで、入れ子面付けのインデザインデータがある。インデザインを使って何種類もの表裏のあるデータを手作業で面付けしてある。
データを見ていると表裏が一つのアートボードに付いているイラレデータを手作業でインデザインのフレームに表裏面を配置時にオフセットして貼りこんである。
しかし時々表裏面付けが間違っている時がある。(そらそうやろなと思う)10数年前に自分がやっていた作業を思い出