2023年の出来事
もうすぐ2023年が終わろうとしている。今年は長いこと生きてきて例年にはなかった出来事が色々あったので少し書き留めておく。
1月
昨年の夏頃から妻が引越しをしたいと言い出して、ずっと動き回って決めた新居が完成して下見。毎週末に不動産屋と打ち合わせ、銀行に行ったり自宅の整理、ものの処分に週末を費やす。マンションのローンが終わって少しゆとりができて、さぁこれから色々できるだろう、老後のお金も残さないとと思っていたのにまた借金か‥ 引越しをするに至るまでにはいろいろな事があり、ちょっとした危機もあったけど詳しい話はここでは控えておく。
2月
20数年住んできたマンションを引き払い新しく戸建てに引越し。一人暮らししていた時以来、結婚して初めて自分の部屋(自分用のスペースはあったけど)を持つことができた。趣味めいたことを色々できそうかなと思った。自分のことより持ち物が多いのに部屋が狭く、ものが溢れかえっていた息子の部屋が、十分な広さの部屋(あえて僕が自分の部屋を狭くして広くしてもらうように頼んだ)に出来た事がうれしい。ずっと気にしてはいたけど、そのうち結婚して家を出て行くまでかなとも思っていたのも確かだけど。しかしまだその気配(結婚)はないようだ。しばらく引越し後の手続きや片付け、ものの購入などで忙しかった。
3月
妻が長年勤めていた勤務先から契約更新されなくなった。早い話クビになった。新築に引越しが決まってからだから金銭面という面では困ったと思ったのは確かだけれど、病気を抱えている身で夜勤などのある勤めから外れることにほっとした方が大きかった。それでもすぐにパートの仕事を見つけて働いてくれている。前職に比べて拘束される時間は短くなったけどなかなかハードな仕事らしい。思えば子供の手が離れる頃から妻はずっと色々な仕事をしてきてくれた。旅行したり遊びに行ったりする余裕が出来たのは妻のおかげだ。
売却を頼んでいたマンションは期待していた価格では売れず、想定していた価格よりもずっと低い価格で不動産屋へ売却した。業者にうまく操られていたような気もしていたけど、妻は長く引きずっているのは避けたくてそれでもいいと思っていたようだ。あとに住む人には気に入ってもらえたら嬉しいのだけれど‥
長年付き合ってきた得意先の動向がなんだか怪しくなってきた。今後の方針などを当社経営者と一緒に面談。
5月
通勤途中で歩道の舗装面の段差に躓いて転倒し、肘をアスファルトで強打して骨折した。転倒後そのまま電車に乗って出勤しようとしたけど、電車の中で肘を曲げると激痛とひどい腫れ。途中下車して引き返して医者で診てもらうと手術しないと治りませんと言われた。プレート埋め込んでボルトで止める手術、リハビリなど10日間の入院。全身麻酔の手術はほとんど覚えていない就学前の子供時代以来だった。自分の不注意で起きた事故だけど労災と認めてもらった。3ヶ月間くらいのリハビリが必要で、どのくらい回復するかはわからないと言われたけれど手術後の経過はまずまず良好だった。6月から8月にかけて週2回のリハビリが始まる。
6月
13年乗っていた乗用車を中古の軽自動車に乗り換え。車自体は古いわりにはまだまだ乗り続けられる状態だったけど、維持費や今時の車にあるドラレコやアシスト機能がないことなどを考慮して買い替えることにした。ぼんやりとした思いだけど、僕は洗車するのに自宅のガレージで洗っておられる人を見て羨ましいと思っていた。だからそれが出来るようになってちょっとした夢がかなった(大袈裟)もう一つ、小ぶりな軽自動車に加えて出し入れしやすい自宅ガレージに変わった事で、ペーパードライバーの妻や息子がひょっとしたら運転する気になるかもしれないとも思った(期待していた)のだけれど期待外れに終わりそうだ。
7月
引っ越し先の町内の行事でボランティアとしての町内清掃の草刈りに参加。以前は全員参加の行事だったらしいけど、全員で行うには人が多すぎて作業しない人が出てくるということで、半分ずつの参加ということになり、さらにコロナが始まって人を集める事が難しくなり、有志のボランティアということになったらしい。引越しまもない自分としては町内行事に積極的に参加、馴染まないとといけない気持ちもあって参加。参加してみると参加されてる方が後期高齢者といえるメンバーがほとんどなので驚いた。炎天下の中休憩取りながらとはいえかなりきつかった。僕より年齢上の方はもっとキツかったでしょう。ボランティアといいつつ後日僅かだけど謝礼が出た。何となく使えないお金が手元にある気がした。
僕が製版・印刷業会に入った時から付き合ってきた得意先がいよいよフラフラしてきた。春先にちょっと雲行きが怪しい話があって心配していたのだけど、どうする事もできない話を長々と聞いている事が多くなった。僕は初めからそこの仕事は好きで、色々工夫して作業するのが楽しかった。ずっと続けていきたいけれどそうも言ってられない状況になってきた‥
8月
肘の骨折後のリハビリは予定より早く終了。大体こんなものだろうって言われたような気がした。プレートとボルトはそのままにしておくそうだ。肘を深く曲げることはできるけど、ピンと真っ直ぐ伸ばすことが出来なくなった。なんかの拍子で痛みも出る。しかし生活には支障がない程度だからよしとするべきなんだろう。
何年ぶりかで妻と旅行にいった。金沢と比較的近場の一泊旅行だったけど、行きたかった21世紀美術館に行けた。普段は行けない回る寿司ではない寿司を(あまり)予算を気にしないで好きなだけ食べた。たまにはいいだろう… 少しだけ妻に恩返しできた気になれた。
突然@yamo74さんから+DESINGNINGに掲載する記事に僕の記事のイラストを使いたいとDMが来た。すごく驚いた。本当に僕のでいいの? 実はほかにも僕の記事を読んでくださった方からサポートがあり恐縮したことがあった。
長年使っていたプリンターが壊れた。
9月
+DESINGNING vol 56に僕のイラストが掲載されました。恐れ多くて恐縮したけど、今時WEB検索しても見つからないあの時代の製版技術が、何かしらの形になったことは嬉しい。NETで探せばなんでも見つかるというのは嘘で、いずれ過去のものは消え去って行く。書物として残る方が見つけてもらえることもあると思う。声をかけて下さり、記事としてまとめてくださった@yamo74さんに感謝します。
7月に続けて2回目の町内清掃に参加。高齢者がほとんどだった前回参加者を見たから、まだ「若い」自分が参加しないとどうする、みたいな気になっていた。生まれて初めて ガソリン式の草刈り機を使った。使い慣れていないせいでかなり刃こぼれさせたかもしれない。
長年優良運転手だったけれど20年以上ぶりに一旦停止無視で警察につかまる。免許更新の直前だったけど直前すぎて更新時は優良ドライバー扱いだった。
10月
高校時代からの友人の訃報。これは本当にショックだった。昨年の忘年会に会った時、ずいぶん痩せて元気がないのでみんなで体力作りをしようとか話をしていた。おとなしくお酒をやめてしっかり薬を飲んで体調管理すべきだったのだろうけど、後日奥さんや娘さんから聞いた話だと、飲まれなかった処方薬が大量に出てきたらしい。自分の生きたいように生きたのだろう。ただ本人が思っていたより病気の方がずいぶん悪化していたようだ。あいつらしいと言ってしまえばそうだけど残念で仕方ないし寂しい。あらためてご冥福をお祈りします。
11月
iphone7を妻と同時にiphone15に買い替え。
さらに長年使っていた通勤用自転車を買い替え。9月に後輪のタイヤがすり減っていたので交換したところだった。タイヤ交換した直後くらいからギヤが空回りするようになって、修理の仕方が悪いのかと思ったけれど、よく見るとギヤがすり減ってしまっていて交換するしかなさそうだった。かかる費用を考えると10年は乗っているので買い替えた方が良さそう。直前のタイヤ交換にかかった7,000円が悔しくてごまかしながら乗っていたけど、一旦止まるとペダルを踏んで漕ぎ出そうとしてもギヤが空回りして前へ進まない事が多くなり、さすがに危険なので買い替えた。
生まれて初めて財布を落として無くしてしまった。銀行でお金を下ろして会社に戻る途中で、落とした場所も200メートルくらいの歩道のはずで5分くらいの間だった。お金をおろした直後だからいつもより多くのお金が入っていた。運転免許証、健康保険証、クレジットカード、各種メンバーカードなどが入っていた。大ショック。カードの停止手続きやら、各種書類の再発行手続きなどで慌ただしく動いた。1ヶ月以上たった今も出てこないのでもう戻ってこないのだろう‥
社内部署内での人事関連で経営者から通達事項。対応を考えなければいけないのだけど全くその気になれない。
12月
母親が自宅で転倒し太腿の付け根を骨折した。(親子して何だこれ)同居している弟の話では、お昼頃に転倒したようだけど自分で動く事が出来ず、弟が帰宅した17時過ぎまでそのままだったらしい。携帯電話も持ってないし、電話の場所までも移動できなかったようた。苦しくて辛かっただろうと思う。救急車を呼んでそのまま入院。すぐに手術をした方が良いのだけれど、肺炎を起こしていてそちらの治療を優先。二週間経ってなんとか無事に手術が出来た。当分の間リハビリ治療が続く。
春先からずっと懸念していた得意先の動向が、はっきりしないまま時間が過ぎている。しかしどうもダメなようだ。長い付き合いの相手だしやっていて楽しい仕事だったから無くなってしまうことは寂しい。僕自身も会社が無くなる真っ只中に身を置いていた経験が2回あるので、働いていた人達の事がとても気がかりで気になる。どうしようもない事だけど苦しい。
10月に亡くなった友人とずっと続けてきた年末の飲み会を今年も行う。毎回必ず参加していた友人がそこに居ないのは不思議な気がするけれど、会を開かなかったらきっとアイツに怒られる気がする。何があっても参加してきたアイツの事だから、なんかの形で参加しに来るな違いない…なんて思ってる。
部署内の懸念事項はどうやら先送りになったようだ。その時に備えて準備しておく必要があるけど今は考えたくない。
今年ももうすぐ終わる。禍福は糾える縄の如しと言うけれど、これからも良いことも悪いことも色んな事が起きるだろう。来年も楽しい事嬉しい事、笑ったり怒ったり、愚痴ったり文句を言ったりしていることだろう。それでも自分らしくこれからも生きていけたらいいなと思う。
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