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【自己紹介】ていきゅうれいといいます

 遅ればせながら自己紹介をいたします。本名は別にありますが、今は明かしたくありません。というのも、この世界の有様に深い疑義が御座いますれば。何卒お許しください。

 しかし、そのうち、姿形は世に顕れると思います。とは言い条、別名だと思いますが。本名はけして自身では明かしません。呪われる可能性があるからです。自身は別に呪われてもいいのですが、いちおう、かぞくもおりますので。墓もあり、祖父母は死に絶えましたが、父母はおり、伯父伯母、叔父叔母もおります。妻子あり、従兄、従姉もおります。年長者がみなあの世にいけば、死人に口なし、やりたい放題ですが、中々、いまのところはそういうわけにはまいりません。

 私は沖縄という島に生まれ、暮らしていますが、この島は現在、日本という国に属しています。

第三章 国民の権利及び義務

〔国民たる要件〕

第十条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。

〔基本的人権〕

第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

〔自由及び権利の保持義務と公共福祉性〕

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

〔個人の尊重と公共の福祉〕

第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕

第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。

3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。

〔公務員の選定罷免権、公務員の本質、普通選挙の保障及び投票秘密の保障〕

日本国憲法(抜粋)

 というのが、私の生活している国のルールなのであるが、私の住む、このちっぽけの島は、流行から遅れているようなところがあり、あんまり、上記のルールを守らないようなところがある。

 私は、長男(一族ゆいいつの男)で、私の父も長男(一族ゆいつの男)なので、兎に角、めちゃくちゃむちゃくちゃに甘やかされて育った。 いまでも異様なほどに甘やかされる。両親は金もくれるし、車もくれる。私は自分で車を買ったことがないし、新車に乗ったこともない。 ちなみに私は現在48歳である。

 年が明くれば、夏目漱石の死んだ年に並ぶし、殊能将之の享年にも並ぶ。

 親ガチャのみならず、先祖ガチャにさえ成功し、性交もして、自分の子も作った。のみならず、ねこも居り、45年ローンで3エルディケーを買い、ここに住み、日々平安貴族のように暮らしている。

 まさに令和の華族。

 また、自慢がつづくが、生来才能にめぐまれ容姿端麗。ことばを発すればこれ全て柳風、降雨、雷、春風のごとくして、飛ぶ鳥も肩におりて耳もとで三十一(みそひと)文字を囁くという、そんな誰もがうらやむ生活をしているのが、この、私なのである。

 しかし、それでもときに「わたしは不幸だ」と思うことがある。

 摩訶不思議。我ながら、意味不明。贅沢は敵だ、思う。

 しかし、思うのはおもうので、いかんともしがたい。

 永遠(とわ)も半ばを過ぎた。

 私は年来の疑問をできるだけ解こうと思う。好奇心のなせる業であるが、同時に、もう先もながくないので、バトン・タッチもしたいと思うのである。

 私はわたしの世代の、バトンを形づくらないといけないと、焦っている。焦ってはいるが、急いでもどうしようもないとは思う。私がやらなくとも、誰かがやるだろう。そう思うことにしている。

 そう思いながら、私はわたくしなりに、ことばをのこそうとそう思うのである。わたくしの名に置いてではなく、できるだけ素材を生かした、ことばそのままを繋げようとするのである。

 無理な相談ではあるのだが(笑)

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