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共感って実はとてつもなく…

こんにちは、タダユキです。

前回のnoteで共通の敵という戦略・マーケティングのお話をさせていただきました。


カンタンに言うと、

生活者にモノを買わせる為にある物(または者)を悪者にして、

「その敵と戦おう!この商品で」というお話でした。


僕はこのやり方は実はあまり好きではありません。


これは人をテクニックによって動かす内容だからです。


生活必需品ならまだしも、嗜好品であればこの戦略は品格に欠けています。


よって、今回は逆の視点です。共感。


表題の「共感ってとてつもなく…」の後ですが、

むずかしい。分かってるつもりでいるかも?

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共感といえばほとんどの方が、相手の気持ちに立つ、思いを分かち合う、と思うでしょう。


「分かる分かる!それって◯◯(感情)だよね」


僕が共感についてセミナーで質問すると90%の割合で返ってくるのが上のような答えです。


間違いではないです。感情を共有するという意味では。

しかし、こんな事がありました。

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※念のため、フラッシュバックの可能性のある方はお読みにならないでください。


311の震災時、被災者の方々へ向けた日本中のエールの中に、「辛かったよね、分かるよ、その気持ち」といった共感メッセージが類似も含めて多数被災地寄せられました。


ネットで調べてみてください。もちろん励まされたり、勇気づけられた方も大変多かったと思います。


しかしそこで一部の被災者たちは思うわけです。


「あなたに私の何が分かるの?」


そりゃそうです。


メッセージを送った側としては、少しでも元気を、勇気を持って貰いたいという前向きな姿勢です。

そこには何の邪神もありません。善行そのものです。


しかし苦しみに打ちひしがれてる被災者の一部の方は、エールを受け取りつつ、余計塞ぎ込んでしまうといった悪循環がありました。

本当の共感ってなんだ?

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1人1人解釈は違って当然ですが、ここは僕の見解を話します。


それは、

「あなたになら、話せる。話してもいい」

です。

共感は1人に向き合って感じてもらえることなのではないのでしょうか。


ここに至るまで深い深い傾聴が必要なのは言うまでもありません。


今一度、共感について読んでみてください。

共感Wikipedia                 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%84%9F

人の気持ちになれるなど、本来不可能。


相手が信頼してくれるまで話を聴くのが「共感」だと思います。


共感は、するものではなくされるもの


主語が自分か相手か。


「分かるよ」

ではなく

「分かってくれるんだね」


荒々しい売り方はNG。共感風な売り方もNG。


いずれもコアなファンはつかないと思います。


メッセージでいうと、例えば…

◯◯でお悩みじゃないですか?

あの◯◯、イヤですよねぇ。


深夜通販やYouTube広告でお馴染みのフレーズですが僕は使ったことはありません。

ビジネスで魔法の杖などないです。

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あったらシェアするわけないですよね。


1億円を持ってたらシェアします?


まーた極論めいた話。笑


共通の敵の場合は、大企業がCMなどの有料広告を使ってマスで売るもの。


共感の場合は、個人個人に真摯に向き合って売るもの。


非常にザッッックリな分け方ですね。笑


今回は共感についてお話しましたが、次回は理念について偉そうにお話してみようと思います。


ここまで読んでくださってありがとうございました😊



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