Vol.103 美術はがきで手紙を贈ろう【手紙の助け舟】
こんにちは。喫茶手紙寺分室の田丸有子です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
今年は旅に出かけた人も多かったようですね。
さて、私はゴールデンウィークになるとここ数年欠かさず訪れている場所があります。それは東京の表参道にある根津美術館。この時期に展示される国宝、尾形光琳の「燕子花図屏風」と庭園に咲く満開の燕子花を鑑賞するためです。
屏風もお花も毎年見ているのに毎回新鮮な気持ちで心を動かされます。真の美しさが持ちうる不思議な力を感じます。
ところで、「燕子花図屏風」は過去に2回、切手になっています。
切手になっている美術品の実物を観に行くのは私の趣味の一つですが、反対に好きな絵画が切手になる喜びもあります。2017年に「燕子花図屏風」が切手になって発行された時は本当に嬉しくて、切手シートを隅から隅まで虫メガネでじっくりと見て絵画と同じように堪能しました。
美術展に行ったらミュージアムショップをのぞいて、気に入ったポストカードを買い、一緒に行ってくれた友人や美術好きの友人宛に手紙を書きます。私にとってはやめられない遊びです。
書く内容は相手によりますが、お礼、感想、近況報告など。ポストカード自体が美しいので、くどくど書かずに一番伝えたいことをサラッと添えるぐらいの方が気が利いた手紙になります。
たとえばこんな風に。
燕子花の花言葉は「幸せは必ず訪れる」「贈り物」だそうです。
手紙は「贈り物」です。美しいポストカードに嬉しい一言を添えれば、一点物の「贈り物」になります。
みなさんも大切な人に、幸せの「贈り物」を届けてみませんか。
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