振り返る(幼少期、トモダチ)|HSS型HSPから見える世界 #4

幼稚園の先生は、クラスの皆んながトモダチだと言った。
僕は、言われた通り理解した。


いつも何かに夢中で、口数の少ない子だった筈。
なのに周りの子から良く話しかけられた。


男の子からは、いつも
「何してるの?」
「それなぁに?」
私がやっている事に興味があったのだろう。
気がつけば数人の輪ができている。
(自分からトモダチをつくった記憶が無い。でも誰とでも仲は良かったと思う。)


女の子からは、だいたい
「あそぼ」
「一緒に帰ろ」
私がおとなしい子だから、接しやすかったのだろう。
一緒に帰って、女の子の家で遊ぶことが多かった(らしい)
(自分では記憶に無かったのだが、後に物心ついてから、その女の子達本人から聞いて驚く。)


基本的には一人遊びするタイプなのに、誘われると行きたくなる。
そこに刺激があるから。
トモダチと遊んだ後は、いつも一人で家に帰る。
クールダウンの時間を無意識に欲していたのかもしれない。



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7〜8年後
記憶に無かった幼馴染(一緒に遊んだ女の子)と中学校で再会し、追加の情報を仕入れた。

「安芸くん、久しぶりー。幼稚園以来だねぇ」

「お、おぅ」(誰だっけ?)

「あのさ、安芸くん、保育園のとき髪にリボン付けてたの、覚えてる?」

(・・・!?)

「可愛かったよね〜。またして見せてよ」

(・・・消えたい)

詳しく聞くと、どうやら実家の家業のお手伝いさん(20代女性)の仕業らしい。
私の髪にリボンを付けて可愛がって?いたのだ。
なんてことしてくれたんだ!
それにしても、幼馴染の記憶力恐るべし。


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おとなしい性格と外見が災いし、後の高校生活でトラブルを起こすことに。
詳細はまたいつか。


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