見出し画像

世の中の代替食品達!

皆さんこんにちわ、TechWasabiです。
皆さんは代替肉を食べたことはありますか?日本でも最近は広まってきているようなので、食べられたことがある方も多いと思います。
今回は代替食品や飲料に関するテクノロジーについて書きたいと思います。

代替食品はどんなメリットがあるの?

代替食品には色々なメリットがあります。ヴィーガンの人が食べられるというイメージが強いかもしれませんが、実はその他にも結構色々なメリットがあるのです。

1. 健康に良い
代替食品、特に植物由来の製品(Plant-based)はビタミン、ミネラル、抗酸化物質など、栄養素が非常に豊富とされています。金額も高くないことから、アメリカで問題になっている、貧困層の肥満に大きく貢献することができるのではないかと期待されています。また、植物性のタンパク質が豊富なことから心臓疾患や高血圧にも効果があるのではないかと期待されています。

2. 生産効率が良く、環境にも優しくてサスティナブル
従来の肉や卵などは、広い土地と大量の餌、そして炭素排出量も抑えることが可能です。
米国の代替卵製品を開発する、Eat Just社は以下のようにコメントしています。

"これまでEat Justが販売した代替卵の数は、1億6,000万個です。JUST Eggを植物からつくることで、2300万kgのCO2e、9,400エーカーの土地、58億ガロンの水を節約することができました。これは、オリンピックサイズのプール約9,000個分、いくつかの島国より広い面積、または5,000台以上の自動車を道路から排除することに相当します。"
引用: https://www.ju.st/learn 

3. 動物愛護
代替肉をチョイスすることは動物愛護の観点からも良いとされています。
地球上から動物性の肉が無くなるということは難しいと思います。ただ、代替肉が増加することで、家畜保護につながります。

アメリカで一般的に広まってきた代替肉

アメリカでは数年前からスーパーやファストフード、レストランなどでも代替食品を食べることができるようになってきました。
いくつか代表的な企業をご紹介します。

1. Eat Just社
米国拠点の、豆から卵を作っているスタートアップ。累計$458.5Mの資金調達。リョクトウを利用して、プラントベースのスクランブルエッグ、サンドイッチ用エッグなどを開発している。今後プラントベースの鶏肉も開発すると発表。
製品は米国のスーパーマーケットやオンラインで購入することが可能です。

2. BeyondMeat
Beyond Meatはプラントベースの代替肉。すでにIPOしており、代替食品のトップ企業の一社。こちらもすでに消費者が購入可能です。A&Wなどのファストフードでも、ビーフパティをBeyond meat の製品にしている製品などが出ています。
ひき肉、牛肉、ソーセージ、ミートボールなど肉製品を多く開発しています。

3. Impossible Foods
Impossible Foodsも、Beyond meat と同様様々な代替肉製品を開発しています。違いは製法や成分に違いがあるとのことです。資金調達額は$2.1B超厚しており、投資家から多大なる評価を得ています。
より牛肉に近い味として、Impossible Foodsが評価されることが多い印象があります。バーガーキングなどとのコラボで有名です。

多様性に応えるソリューション

いずれの製品も、ヴィーガンや貧困層、宗教上の理由で肉が食べられない方に対して価値を提供しており非常に興味深い製品だと思います。
特に、これまで宗教上の理由から食べていなかった方でも食べることができる点は、世の中の仕組みを変えているという観点から、大きなイノベーションを起こしている企業と言えるのではないでしょうか。
今後も興味深いソリューションや米国のトレンドなどをご紹介していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?