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モアイ像が日本に存在する理由とは?

サンメッセ日南

 JR宮崎駅からバスで80分、車で50分。
 モアイ像がシンボルのサンメッセ日南。和牛の牧場の跡地に建てられた観光スポット。1996年、村おこしと平和祈願のため設立されました。

世界唯一、復元を公認されたモアイ像がなぜ、日南に?

 きっかけは、あるテレビ番組。当時、部族の抗争、チリ地震などによって荒廃しているイースター島を見て、立ち上がったのが、モアイ修復委員会。1992~1995年、部族の抗争、チリ地震などによってイースター島で倒れていた15体のモアイ(アフ・トンガリキ)を立ち上げました。そのお返しとして、現地の長老会、島民が日本で復元することを世界で唯一、1回だけ公認され、両国の考古学者、現地の石工によって、アフ・アキビが復元。日南海岸の雄大な大海原が広がる風景がイースター島に似ていたため、日南に作られました。
モアイのみの高さ4.5m、重さ1体18~20トン。
 春分の日、秋分の日の年2回、7体並んでいるモアイのセンター→天空の塔の隙間→太陽の階段を通って頂上の地球感謝の鐘の中央に太陽が差し込むように設計。
 大きな違いはもイースター島のモアイ像は海を見つめているのに対し、日南のモアイ像は海を背に向けていること。
 7体には、左から、仕事運・健康運・恋愛運・全体運(夢が叶う)・結婚運・金運・学力運という願いことがあり、叶えたい願いに合わせてモアイを選びましょう。
 モアイに手を当てるとパワーを感じられます。


癒され、満たされ、よみがえる

 イースター島をモチーフにしたモアイ広場。広場内には、7体のモアイだけではなく、3体の傾いたモアイ像も。
 7色のベンチに座っている男性像が並んだヴォワイアン像。フランス語で「見る人」。横に座ると仲間意識が自然と芽生えます。
 大海原に向かって悠々と漕ぐブランコも爽快。

平和を願って

 少し急な丘を登ったところにある天空の塔。さらに登ると太陽の階段。高台から7体のモアイ像と、背後の大海原を眺められます。
 頂上にあるのが平和の象徴である地球感謝の鐘。18もの宗教団体からの資金援助によって作られました。宗教を越えられるのは日本の緩い宗教観が導いたと考えられます。

館内案内

 モアイとイースター島の歴史について学べるギャラリーもあり。世界の昆虫展も、レストランもあり。園内が広いため、ラウンドカーで回ってもよいです。(普通車運転免許証必要)

 お土産は、モアイをモチーフにしたユニークなお土産が特にオススメです。Tシャツ、サブレだけではなく、ティッシュケース、モアイ焼酎などここでしか出会えなさそうなものを。

営業時間 9:30~17:00
休園日  毎週水曜日(年始年末、GW、お盆、祝祭日除く)
アクセス JR宮崎駅西口からバスで80分


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