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直売所の野菜でフルコースを作ってみた

本日のメニュー

前菜 トウモロコシ


直売所に行くと、その土地でとれた野菜に出会えます。特に夏は、日によって出会える野菜が変わるため、ワクワクします。夏の旬は、レタス、トマト、トウモロコシ、ズッキーニ、枝豆、ナス、カボチャなどがあります。

今回は、JA全農広報部が監修した野菜のレシピを参考に、野菜だけでフルコースを作りました。

今回参考にしたレシピは、トマトご飯、ズッキーニステーキ、トウモロコシです。

トマト

トマトは、ナス科の野菜です。原産地はアンデス地方です。トマトはスペインを通じてヨーロッパに伝わりました。当初、ベラドンナという毒のある植物に似ていたため、トマトは毒があると信じられていました。観賞用として栽培されていました。

ヨーロッパに伝わって200年経ったある日、勇気を持って食べたり、食べるものがないほど追い込まれて食べてみたら、毒がなく美味しいことに気づきました。それ以来、トマトはイタリアを中心に、欠かせない野菜になりました。

トリビアの泉という番組によると、アメリカでは、1893年、野菜か果物か裁判になったこともあります。当時の法律で、果物には関税がかからないが、野菜には関税がかかりました。輸入によってお金がかかるため、重要な問題でした。トマトは果物と主張する輸入業者側とトマトは野菜という農務省の役人側の争いの結果、トマトは野菜であるという主張が認められました。当時の判決文では、「トマトは野菜畑で栽培されており、デザートとして食事中に提供されない」という理由で下・

真っ赤に染まったトマトより緑色の部分があるものは、光合成により栄養価が高い傾向にあります。

トマトはまるごと冷凍でいい

トマトはヘタを取ってまるごと冷凍保存します。壁が破壊され、解凍するとカンタンに潰せるほど柔らかくなります。トマトソース作りもピッタリです。

トマトご飯

炊飯器に玄米(白米でも可)と塩、胡椒、コンソメを入れて冷凍トマトを中心に埋め込んで炊くだけです。コンソメを旅先で出会った札幌のラーメンスープのもとや静岡番長(現在販売休止中、鶏豚牛魚介の旨味を詰め込んだ中華風万能調味料)に変えてもよいです。自分好みの出汁に染めてもよいです。

炊いた後、しゃもじでカンタンにほぐれます。トマトの旨味も入ります。粉チーズを振ったり、オムレツを乗せたり、アレンジ次第でバラエティ豊富になります。

ズッキーニ

ズッキーニはキュウリの見た目をしています。しかし、ウリではなく、カボチャの仲間です。原産地はメキシコと言われています。ヨーロッパでも日本でも食べられるようになったのは20世紀です。

直売所に、長さ20cmほどある巨大なズッキーニが販売されていたので買いました。

ズッキーニステーキ

YouTubeの技術も取り入れました。ズッキーニは半分に割ってまるごと焼くだけでもステーキになります。ひと手間加えました。格子状に切り込みを入れ、塩を振って水分が出るのを待ちます。水分を絞ってからキッチンペーパーで取り除きます。好きな油を敷いて、実からじっくり火入れします。

トウモロコシ

日本では、野菜の扱いとされることが多いです。焼きとうもろこしは祭りの屋台を思い出し、縁側で茹でとうもろこしを食べることは夏のちょっとした
至福のときです。

しかし、米、小麦と並んで世界三大穀物の一つです。甘くなく、カラカラの品種は粉にして主食として食べられることが多いです。実を取り出して、加熱すると、ポップコーンになります。メキシコでは、とうもろこしを粉にしてアルカリ性の石灰水を加えてこねて焼き、トルティーヤにして所食として食べます。

とうもろこしは生き物です。収穫した瞬間から鮮度が落ちます。時間が経つに連れて、デンプンが微生物によって分解されていき、甘みがなくなります。そのため、いかに早く調理するかが大切です。その日のうちに、加熱か冷蔵しましょう。

皮を1周分残し、電子レンジで5分間加熱するだけで茹でとうもろこしに変身します。芯は捨てず、軽く洗ってから米と一緒に炊くだけで、もろこし風味の炊き込みご飯に変身します。小さいうちに収穫したベビーコーンは、グリルで焼いて油と塩をふるだけで立派なごちそうになります。

青森県の獄きみ、山梨県の甘々娘など、ご当地とうもろこしも、せいぞろいです。とうもろこしを求めて旅をすることも粋です。


JA監修のレシピを元に夏野菜のフルコースを楽しみました。産直で出会った夏野菜を使ったささやかなご褒美です。



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