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名古屋で8番出口ゲームをやって8番出口の向こう側に足を踏み入れてみた

結論

  • 歴史ある商店街にたどり着いた。


8番出口ゲーム

8番出口は、2023年に登場したパソコン専用のゲーム。ホラー系のゲームとして、YouTubeの実況動画が多く誕生しています。

8番出口ゲームは、無限に続く通路に閉じ込められている状況で、8番出口までたどり着くことがミッションになっています。

8番出口の字体を見たとき、名古屋市営地下鉄栄駅に似ていると思いました。今回は、名古屋に行って8番出口ゲームに挑戦しました。

名古屋市営地下鉄

名古屋市営地下鉄で8番出口のある駅は、名古屋、伏見、丸の内、上前津、栄、今池、御器所の7駅です。

その中で、今回は、上前津駅、丸の内駅で下車しました。上前津駅、丸の内駅の8番出口の案内表示は、文字と背景の色が逆でした。フォントも、ゲームより細く見えました。

上前津駅

名城線、鶴舞線の乗り換え駅です。鶴舞線側に8番出口がありました。8番出口から脱出し、右に曲がってまっすぐ進むと、大須商店街につながっていました。

大須商店街

大須観音のおひざもとに広がります。北の若宮大通、南の大須通、東の大津通、西の伏見通という4つの大きな通りに囲まれた南北600m、東西700mの範囲が大須商店街です。万松寺通り、東仁王門通り、大須仁王門通り、観音通、大須本通、大須新天地通、赤門通、大須通の8つのメインストリートを中心に1200店ものお店、施設が詰まっています。

江戸時代、徳川家康によって拠点を清洲から名古屋へ移したとき、岐阜県羽島市にあった大須観音も移転しました。大須観音を中心に万松寺など寺社仏閣が集まり、「大須」という寺町が形成されました。

尾張藩7代藩主、徳川宗春により、芝居、芸事が奨励され、お寺の境内に芝居小屋、寄席小屋を建てて、徐々に人が集まり始めました。大須観音も開放され、遊郭、茶屋、飲食店が次々と創られ、名古屋随一の歓楽街に発展しました。

大正時代には、劇場、映画館などが作られ、娯楽の町として発展しました。遊郭は中村へ移転しました。芝居大道芸、相撲など毎日のように行われていました。

戦後、名古屋空襲により、大須一帯は焼け野原になり、復興するも、70年代までは寂れた商店街になっていました。1977年、秋葉原から誘致した電気店を集めてラジオセンターアメ横ビルが作られました。それをきっかけに、一帯に家電販売店、パソコンショップなど定着し、電気街として発展しました。

2000年代、秋葉原を参考に、若者をターゲットとしてフィギュア、カードゲームなどのお店が増え、若者とオタクの街として発展しました。

2010年代には、ベトナム、ブラジルなどさまざまな国のグルメが食べられるお店も登場しました。古着屋も集まります、イオンモールなど大型ショッピングモールが続々誕生しても、老若男女問わず、人々が集まる商店街として繁栄しています。

ぶりこ


8番出口は、大須商店街の南側にあり、万松寺通りが近いです。万正寺通りに行きたかったお店がありました。それが、ぶりこ。
ぶりこは、喫茶店とハンバーグレストランの2種類あります。

今回は、ばーぐ屋ぶりこに行ってハンバーグを食べました。ハンバーグは、枚数を1−3枚(1枚140g)、3種類のソースから1種類、7種類の中から好きなトッピングを自由に選ぶことができます。ハンバーグは1枚1080円で、ダブルは+500円、トリプルは+900円で食べられます。

ご飯の量も選択できます。なくすことで50円安くなります。150円課金すればソースも種類が増やせます。380円払えば、豚汁も飲むことができます。

注文してからハンバーグも焼きます。たっぷり野菜がついています。ハンバーグは箸でカンタンに切り分けられるほど柔らかく、ジューシーでした。あっさりしたソースにつけて食べます。

野菜は、塩をかけて食べたり、最後に余ったソースをかけて食べても美味しいです。

ハンバーグシングル+ネギ塩ソース+豚汁

丸の内駅

鶴舞線、桜通線の乗換駅です。8番出口から脱出し、川へ逃げます。五条橋で堀川を渡ると、円頓寺商店街が見えました。

円頓寺商店街

2024年3月現在、36店舗が連ねます。名古屋最古の商店街と言われています。

徳川家康が清須から名古屋に拠点を移したときに、街ごと移されました。五条橋も清須から堀川にかけるように移されました。

現在の笹島ライブ付近に名古屋駅が開業した明治中期に、交通網が整備されると、劇場、寄席、芸者小屋、商店が増えて市電の通る江川線沿いには夜店が並んで栄えていました。

そのため、市電が通っていた頃は、名駅地区より栄えており、栄、大須に次ぐ名古屋の三代繁華街とされていました。

昭和レトロを味わえる商店街として現在は人気になっています。

喫茶まつ葉

喫茶まつ葉は、1933年創業で現存する喫茶店の中では、最も歴史があると言われています。栄にあった小倉トーストの発祥、満つ葉(現在、名古屋市緑区で復活)をほぼ引き継いでいる喫茶店です。

まつ葉の大元の1921年創業の喫茶店満つ葉は、1921年に栄に創業しました。小倉トーストは学生がトーストにぜんざいを浸して食べているのを見て考案されました。

開店と同時に入店。地元の方が多く訪れており、席が20分ほどで埋まりました。

まつ葉を訪れた目的は、小倉トースト。しかし、モーニングという欲望に負けました。モーニングとは、コーヒーなどドリンク1杯注文するだけで、トーストなど朝食がついてくるオトクなサービス。今回は、モーニング版の小倉トーストを注文しました。名古屋を含む東海地方のモーニング文化について、詳しくは、下の記事をお読みください。

メニューの写真を見ると、プレスサンドみたいに、真ん中にあんこをぎっしり入れるタイプでした。

しかし、モーニングでは、バターが塗られたトーストの上に、あんこを乗せるタイプですした。小豆が大粒で形がはっきり残るつぶあんは甘さ控えめでした。

食パンは厚く切られており、フワフワでした。バターがじんわり広がります。コーヒーもこだわりがあり、アイスコーヒーマイルドでした。

まつ葉のモーニング

8番出口ゲームで、ゴールの先のステージを楽しみました。8番出口は、新しい世界に飛び込める、スーパーマリオブラザーズシリーズの土管のような役割を果たしていました。

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