見出し画像

【エスコンフィールド上陸への準備】千歳でしゃけまるに会いに行ってきた

 千歳市は北海道最大の空の玄関口、新千歳空港があります。新千歳空港から、札幌方面へ快速エアポートに乗ると20分で北広島市に着きます。北広島市には、2023年から北海道日本ハムファイターズの本拠地、エスコンフィールドHOKKAIDOがあります。日本ハムのマスコットキャラクターといえば、しゃけまるです。
 新千歳空港から札幌方面へ快速エアポートで走ると2駅目に、千歳駅があります。北口から徒歩10分のところに千歳水族館があります。サケの養殖、生態の研究に力を入れており、千歳水族館監修のリアルなシャケグッズは、こだわりが詰まっていました。千歳水族館でサケのポーチを買ってエスコンフィールドに連れて行った話です。

しゃけまる

 2022年誕生した北海道日本ハムファイターズの公式キャラクター。北海道の川を遡上するサケがモチーフになりました。サケは生まれ育った川に帰る習性があることから、選手がホームに還ってくることを祈って誕生しました。杉谷選手がヒーローインタビューでしゃけまるの被り物をしていた印象が強く残っています。エスコンフィールドHOKKAIDOでは、しゃけまるのぬいぐるみ、しゃけまるバルーン、しゃけまるデザインのパッケージに入っている鮭とばなどが販売されていました。北広島駅からエスコンフィールドへの道沿いにあるコンビニでも、しゃけまるバルーンは購入できます。
 一方、千歳水族館には、しゃけまるグッズは売ってません。しかし、千歳水族館が監修したリアルなサケの姿を表したキーホルダー、ポーチがお土産として購入できます。ぬいぐるみは、ギンザケ、キングサーモン、イワナ、ニジマスがありました。キングサーモンのぬいぐるみがしゃけまるに一番似ています。キングサーモンのぬいぐるみを購入するか迷いました。
 しかし、今回は、より細かな特徴まで捉えたリアルなデザインに惹かれてポーチを購入しました。決め手は「千歳水族館監修」と書かれていたことと、忠実にサケの姿を再現していたこと。ポーチは繁殖期と通常バージョンの2種類ありました。サケは、産卵期になると異性へのアピールのために、身体の色が鮮やかに変化します。その色合いを表現したサケのポーチに惹かれて購入しました。しっぽには、縄が縛られています。冷凍技術のなかった頃、秋にとったサケを捌いて、しっぽに縄を巻いて、囲炉裏の火で燻すことにより、水分をとばし、保存食にしていました。そのときの名残として、しっぽに縄が巻かれています。

千歳水族館

 千歳水族館は日本最大級の淡水魚専門の水族館。淡水としては日本最大級の水槽もあり、5mもの深さがあります。水槽の中には、イトウなどサケの仲間やチョウザメの仲間などが泳いでいました。稚魚から成魚まで飼育されており、サケの成長だけではなく、千歳川、支笏湖の生態を再現した水槽もありました。


サケの稚魚
成長したサケ

千歳川の中を覗くことができる水中窓

 川の中を覗くことができる水族館は、日本では千歳水族館だけです。5月の訪問時は、川で泳ぐサケの稚魚の姿が主に観られますが、成魚も数匹ほど見られました。
 春は稚魚が千歳川を泳ぎ回ります。3月下旬〜5月下旬には、サケの稚魚の放流体験も行なわれています。千歳市内で繁殖させた稚魚をバケツに移し、千歳川へ放ちます。そのため、春になると稚魚が多くみられます。放流されたサケは、オホーツク海、ベーリング海を経由して北米大陸西岸で過ごし、3年後の秋に戻ります。しかし、3年後の秋に戻ってくる確率は1%。回遊しているうちに、人間に獲られたり、鳥などの天敵に食べられたり、稚魚が海に向かう途中で力尽きます。
 川を覗いたところで、自分の放流したサケについて、どこで泳いでいるかわかりません。しかし、放流後、千歳川を覗いて稚魚を見ると、愛着が湧きます。 
 1年に2回以上行く方は、年間パスポートを購入したほうがオトクです。千歳水族館は、何回訪れても新しい発見に出会えます。春はサケの稚魚、夏は産卵するウグイ、秋にはサケの遡上、冬は水鳥が観られるなど、千歳川の四季折々の変化も楽しむことができます。

千歳川の中を覗く

千歳市とサケのつながりを学べる

 2000年以上の歴史を学ぶことができます。かつては、サケが川を覆うほど遡上していました。しかし、交易などで多く取られ、激減しました。千歳川では、明治時代以降、鮭の繁殖、資源保護に力を入れています。1888年、千歳にアメリカからサケの孵化技術を持ち込み、サケの孵化場を作り、北海道内にサケの孵化技術が広がりました。
 9月〜11月、遡上するサケを捕獲するため、インディアン水車が設けられ、水車にサケがかかる様子を見学できます。館内には、模型が展示されていました。捕獲した鮭は、養殖のために卵を捕ります。

千歳水族館
営業時間 9:00~17:00(3月~11月)
     10:00~16:00(12月~2月)
定休日  年末年始、1月後半のメンテナンス期間
アクセス 千歳駅から徒歩10分 

 千歳水族館のしゃけまるに出会い、いよいよエスコンフィールドHOKKAIDOへ。快速エアポートで北広島駅に向かう道中から、ワクワクが広がりました。エスコンフィールドHOKKAIDOを訪れた記録は、こちらをお読みください。

エスコンフィールドHOKKAIDO訪問記

関連記事


よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!