見出し画像

台湾ラーメンの違いを比べてみた

 皆さんは、名古屋と聴いて何を浮かべますか?ジブリパーク、中日ドラゴンズ、名古屋メシ…
 今回は、台湾ラーメンについて特集します。名古屋市で誕生した台湾ラーメン。本場の台湾ラーメンとは似ていても別の料理。ぜひ、ジブリパークに行った後に体験してみてください!
※激辛のため、苦手な方は無理をせず、炒飯や中華飯、ラーメンなど辛くないメニューを美味しくいただきましょう。辛くないメニューも美味しいです。

味仙

 名古屋駅から地下鉄東山線で11分の今池駅。そこからさらに徒歩1分のところにある味仙今池本店。名古屋駅など名古屋市内に支店があり、それぞれ創業者親族が経営しています。そのため、味も微妙に変化しています。
 味仙の看板メニューといえば「台湾ラーメン」。台湾出身の店主がまかないとして1970年代に誕生させ、1980年代後半の激辛ブームで知名度が上がりました。今では、名古屋のさまざまな中華料理店で食べることができます。
 台湾にモデルどなった料理はありますが、同じような激辛のラーメンはありません。

台湾ラーメン

 唐辛子の辛味とニンニクの香りが特徴。店によって辛さも変わります。ベースは昔懐かしい鶏ガラ醤油ラーメンでスープに甘みも感じます。唐辛子、ニンニクを大量に使用したミンチが特徴。具はミンチ、ニラ、モヤシのみとシンプル。最初はスープの甘さ、挽肉の旨味も感じられますが、後から唐辛子、ニンニクの辛さが襲います。冬でも汗だくになるほどでスタミナもつきます。食べるときは冬でもタオル必須です。
 初めての方は、スープで辛さを薄めたアメリカンをオススメします。
辛さで苦しんだにも関わらず、また食べたくなる。台湾ラーメンには人をひきつける魔力があります。

担仔麺

 台南市。レンガ造りの安平城、まるでホワイトハウス、ギリシャ神話の神々の像が出迎える君美博物館など観光地があります。
 台南の名物が担仔麺。辛みが全くなく、八角の風味を感じるミンチ。豚骨とエビのダブルスープが特徴。台南はエビの好漁場。えびせんも名物で、お土産にぴったりです。あっさりしていてエビの風味も感じます。麺は細いストレート麺。柔らか麺。パクチーの香りが効いています。

青菜炒め

 台北など各地の夜市で食べられる料理。味仙の人気料理の一つ。30秒ほどで出てくるスピードも驚かされます。青菜は異なりますが、味は両者ほとんど同じ。屋台では、空芯菜、味仙では空心菜だけではなく、小松菜など旬に合わせた青菜を使用。
 素材の差はありますが、シャキシャキ感を楽しめ、ニンニクの風味、鶏ガラスープの旨味が広がります。味仙に行くとき、必ず注文する一皿です。

日本だけではなく世界に目を向けてよいものは取り入れつつ、アレンジを加えるだけで差別化できることを学びました。

この記事が参加している募集

イチオシのおいしい一品

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!