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「地元自治体の役に立ちたい、事業主としても活躍」/ DDさん/テックレジデンスメンバー紹介シリーズ#7

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もしあなたがIT人材で、コミュニティを持ちたい!テックレジデンスを知りたい!と感じているなら、
一番知りたいのはどんな人がいるのか?ということではないでしょうか。

各分野で活躍してるエンジニアやデザイナー、マーケター、ディレクターなど、多才なテックレジデンスメンバーを紹介していくこのシリーズ。

第7回は、元テックレジデンスの入居者であり、現在はOBとしてテックレジデンスとかかわりを持ってくださっている【DD】さんです。
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本業として、新規事業開発やマーケティングリサーチなどデータを扱う仕事をしている【DD】さん。会社員でありながら、個人事業主としても活躍されています。

そのきっかけとなったのが、テックレジデンスが2021年に北九州市と結んだ地方企業のDX化に関する連携協定。北九州市の中小企業のDX化推進をお手伝いする仕事の募集に手を挙げたのが始まりでした。
すでにテックレジデンスを退去されたあとの出来事でしたが、今回は、【DD】さんが退去後も北九州市の仕事をしようと考えた経緯や、取り組んでみての感想などを伺いました。


大家と借主の関係を超えて続いていく関係

北九州市の取り組みに参画したのは、実はテックレジデンスを退去した後だったんです。
テックレジデンスのコミュニケーションツール(※)のタイムラインに「北九州市の中小企業DX化のお手伝いをするお仕事があります」と挙がったのをみて、ぜひやりたい!と思い、応募しました。

※テックレジデンスでは、退去者もOB・OGとしてコミュニティに参加し続けられる仕組みがあります。

私は北九州市が地元で、北九州市立大学に通っていました。
大学のゼミでは、街づくりや地域課題を研究していたので、元々地域課題を解決する目的意識や課題意識はありました。
北九州には、毎年帰省することもあり、地元のまちづくり会社やコワーキングスペースの運営者、大学教授などとご飯に行ったり、お話を聞いたりする中で、「北九州の地域課題を解決したい」という思いがありました。

募集があったのは、退去後でしたが、CEspaceの代表若泉さんとは、退去後も繋がりがあり、全く知らない企業からの募集ではなく、元々住んでいたシェアハウスからの募集というのも安心感がありました。
また、テックレジデンスは地方とのパイプを築いているという印象もあり、身近に動きを見ていたので信頼できた、というのもあります。

また、これは若泉さんともよく話すんですが、大家さんと借りている人の関係を超えてお付き合いできるのは令和の時代に面白いなと感じています。
この北九州市のお仕事が私にとって、個人事業主として働くきっかけにもなりました。


信頼獲得は言葉よりもアウトプットで

今回の仕事は、具体的にこれをやる、と決まっている仕事ではないので、だからこそ自分がなにができるのか、言葉で説明するよりもアウトプットを素早く出すことで信頼をしてもらおうと考えました。
早めに自分のスキルセットを形で伝えることが信頼につながると実感しています。

また、先方に理解いただくためのコツとして、説明する際は先方に親しい業界での事例を出すようにしたり、身近な例に置き換えたり、類似点を探していったり、と理解してもらいやすくするにはどうすれば良いか、ということを常に考え実行しています。

実際に仕事をしてみて、感じていることは、やはり地元というのがアドバンテージにはなっているなあ、ということです。
自分を理解してもらったり、信頼してもらったりするには、まちの歴史や地域特有の固有名詞など、生まれ育った中で地域の文脈を知っているという近さと、一度外に出たことで見える客観的な立ち位置の”よそ者過ぎない、ちょうど良い距離感”が重要だと思います。


チャレンジすることで広がる視点

北九州市のお仕事をさせていただいて、報酬以外に得たものが2つありました。
1つ目は、副業を本業とバッティングしないでやっていくため「領域の制約条件」が自分の仕事の幅を広げ、また「時間の制約条件」により効率的に取り組む力がついたと感じています。

2つ目は、副業で学んだことが本業に対して違った角度から捉え直す機会となり、本業にも良い形で返ってきています。

これまでも衣食住にかかわること、例えば、化粧品やグルメ、不動産などの仕事を中心に選んでやってきた部分があったのですが、人間が生活することというドメインの中で、経験とともに仕事の幅は広がっているな、と感じています。

現在、テックレジデンスには、DX化の支援をしてほしいと約40自治体(県、市、など)からオファーがきているそうです。私のように出身地や、好きな街を支援したい、と潜在的にでも考えている方には魅力的な募集だと思います。

私個人としては、まずは、北九州市の取り組みをしっかり確立することに注力していきたいと考えています。

今後のテックレジデンスとのかかわり方としては、OBの立場としてイベントを開催するなど、テックレジデンスの良さを伝える機会が増えたら嬉しいです。

<インタビュー/ラインティング>株式会社papapa marketing

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【TECH RESIDENCE(テックレジデンス)】
住人は、エンジニアやデザイナー、クリエイターなどのTECH人材専用 コミュニティ型住宅です。


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