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TechpanCreate
2024年2月25日 13:12
(ヘッダー画像はウィキメディア・コモンズより、"ピトフーイ"の一種ズグロモリモズ)古代中国には、猛毒…いや劇毒を持つ鳥類の伝承がある。その鳥の名を【鴆】(ちん、Zhen)と言う。どのような鳥なのか、實吉達郎先生の【世界空想動物記】を中心に幾つかの資料を参考に解説してみたい。先ずはその外見だが、大きさは小振りのサギ位になるらしい。羽色については紫黒色とする説と、緑色であるとする説がある。嘴の
2024年2月18日 22:42
北海道には、本来イノシシは自然分布していない事になっている。元々イノシシは雪深い地域には住まないとされており、ユーラシア大陸にイノシシが棲むのに北海道にイノシシが居ないとされたのも、そうした気候が関係するものと考えられる。縄文時代に人為的に数度持ち込まれた形跡はあるらしいのだが、結局定着しなかったようだ(元々繁殖目的では無かったのかも知れない)。ところがそんな北海道は渡島地区にて、どう見てもイノ
2024年2月2日 23:49
(ヘッダーはウィキメディア・コモンズより)コカトライス(コカトリス、コカドリーユとも)と呼ばれる空想上の生き物が居る。伝承により様々な姿で言い伝えられているが、平均的な(?)容姿は以下の通りである。●鶏の頭と体●ドラゴンの翼●蛇の尾(または先端が鏃型になった尾)●黄色い羽毛この幻獣、非常に奇妙な生まれ方をする。何と雄鶏が産み落とした卵をヒキガエルが暖めて孵化させると生まれると
2024年2月1日 17:16
我が家の近所に鳥類保護区があり、そこに野鳥専門の病院がある。怪我をして持ち込まれた鳥がリハビリしたり、野外復帰が難しい(例えば体の一部を欠損した等の理由で)個体は終生面倒を見る施設だ。患者は圧倒的にハトが多い。それも公園等で群がっている、所謂ドバト(堂鳩)と呼ばれる濃灰色のあのハトである。怪我の程度もまちまちだが、大抵は何処かしらの器官を失っている個体が多い。脚の指が丸ごと無くなっている個