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ビジネスの未来

書名:ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す
著者: 山口 周
出版社:プレジデント社
発行日:2020年12月21日
読了日:2020年12月28日
ページ数:320ページ
12月 :2冊目
年累計:36冊目

いかに自分の思考が凝り固まっているかを痛感した。
そして、様々なニュース、メディアで報道されている事に対して
自分自身で良く考え、その裏側にある本質を
読み取っていなかった事に反省…。

価値観が揺さぶられる1冊

今の日本は経済成長できていなく
米国のGAFAをはじめとするメガテック企業から
何周も遅れを取っているように感じる。
それは事実なのかもしれない。

でも、小さいアメリカを目指すべきなのか?
そして、GDPを目標とする世の中は正しいのか?

インターネットが普及してスマートフォンが登場して
人々の生活は一変したけれども、GDPは思ったほど
上昇していない。
イノベーションじゃないの?

Youtubeが普及したけど、テレビを見る時間が減り
広告の媒体元がテレビからGoogleに移っただけかもしれない。
Appleのスマートフォンが普及した事により
ガラケーという市場が消失した。

もちろん、資本主義なので当たり前なのかもしれないが
シェアの奪い合いが発生しただけで
全体のパイは増えてなかったのかもしれない。

全体のパイが増えないという事は
格差は広がるという事だよね。

これまで様々な不便に満ち溢れた世の中において
自然にそれを解決するような商品が生まれ
大量に消費されてきた。

その中で成長してきた日本、世界。
現在は”モノからコトへ”が流行りですが
人々が大量消費をせず、世界的な人口の伸び率も緩やかになる今後は
本当にGDPを追い求めるべきなのか?

確かに違うのかもしれないし
これまでと同じ成長率を期待するのはやはりおかしいのでは?
そんな事を思わざるを得なかった。

では何を追求するべきなのか?
それは人が本来持っている衝動・何かをしたいという気持ちに
基づいて働いたり、生活していくものなのかもしれない。

お金は生活していく上で必要ではあるけど
それだけを求めて生きていくのは
やっぱり間違いなのだと改めて認識。

自分の好きな事を得意な分野で
社会に役立てる事。

やっぱりこれに尽きる。

今一度、何のために生きていて
何のために働いているのか?

自問自答していきたいと思います。


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