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【プロジェクトTex】Tech0受講生の最終発表!新規事業MVPを経験する@宣伝会議

Tech0 Boot Campはビジネスとテクノロジーを融合させ、新たな価値を創出可能なテック人材を育成するための場所です。
今回は2024年4月24日に行われた、Tech0 5期生の最終発表会の様子をお届けします。

Tech0では、プロダクト開発スキルを学ぶだけではなく、実際に新規事業や既存事業のDXといったビジネス面を踏まえたアプリを企画開発することで、ビジネス×テクノロジーの創造性を身につけます。
また、大手企業の役員相当の方々に審査員を務めて頂き、リアルな役員プレゼンの雰囲気を再現しています。

受講開始から1年、テックスキルが0からスタートした受講生達の最終発表はどんな結果になったでしょうか。
Tech0を走り抜けた発表者たちの声を聞いてみました!

【イベント詳細】
イベント名:プロジェクトTex(5期生Step4最終発表)
日時:2024年4月24日(水)19:00~22:00
場所:宣伝会議 東京本社オフィス

💡この記事はこんな人におすすめ💡

・Tech0に興味があるが、どこまで成長できるのか気になる人
・Tech0受講生の雰囲気や熱量が気になる人



1.Tech0とは

Tech0は「ビジネス×デジタルで日本に創造と変革を起こす人材へ」を掲げています。Tech0は創業者の「日本の大企業を背負う人たちにエンジニアのスキルをつけて頂き、事業を創り出し、成長させて欲しい。」という想いから生まれました。

カリキュラムは以下のような特徴があり、継続的に学びやすく、ビジネスに役立つスキルを身に着けることができます。
①非エンジニアがプログラミングを学ぶだけでなく、それらのテクノロジーをビジネスにどう活かすかを学ぶことができること
②「わかる」だけでなく「できる」ようになるため、実践を通して学習すること
③同じ志を持った仲間と切磋琢磨できるコミュニティ

2.本イベントの位置づけ

本イベントは、Tech0の提供するカリキュラムStep1~4の内、Step4に当たり、Tech0を通して学んできたことを最大限に発揮する最終発表です。
Step4では大手企業が持つアセットやレガシーシステムを組み合わせた事業開発と、実際の開発環境を想定したMVP※開発に取り組みます。

Step4の講義概要

※MVP(Minimum Viable Product):
顧客の課題を解決できる最小限のプロダクトのこと。想定しているプロダクトの検証のために作製され、MVPをもとに、改善点の検討や機能のブラッシュアップが行われる。

今回は、Tech0 5期生の皆さんが、新規事業、社内ベンチャー、DX推進などの様々な切り口で、実際に大手企業の役員相当の審査員の皆様へ事業提案を行いました。
Tech0受講生に加え、ベンチャーキャピタルや大手出版社、大手製造メーカーの方もゲストに迎え、総勢100人程度が集まり大きなイベントとなりました。

【審査員】

  • ネスレ日本株式会社 常務執行役員
    島川 基 氏

  • YKK AP株式会社 執行役員
    中谷 卓也 氏

  • 外資クラウドベンダー 技術担当
    早川 武志 氏

Tech0のカリキュラム

3.発表内容

今回は、全9班が各自プロダクトを用意して、審査員へプレゼンしました。

各班、考案したプロダクトとレガシーデータを結び付けることで、社員の立場あるいはスタートアップの立場で既存事業のデータを活用した新規事業を提案しました。
また、プレゼンで実施されるデモを見ることで、提供価値がイメージしやすく、見るだけでワクワクしました。

発表スケジュール

本発表で製作された各MVPは、Microsoft Azure※1を始めとするクラウドサービス等を用いた本格的なシステム構成となっています。

さらには、ChatGPTとベクトル検索技術※2を応用したレコメンドシステムを構築した班や、UI/UXにもこだわりを見せた班など、テクノロジーの最先端技術からアプリ開発のデザインといったTech0の学びの集大成が発表されました。

また、質疑応答の時間では審査員からの鋭い質問により、ビジネスとテックの両方の面で深い議論が行われました。

※1Microsoft Azure:
Microsoft社が提供するクラウドサービス。企業向けクラウドサービスでは、Amazonが提供するAWSに次いで2位のシェアを誇り、大手~ベンチャーまで多くの企業で導入されている。

※2ベクトル検索技術:
自然言語の文章や文書をベクトルに置換し、数値化することで高速な検索を可能にする技術。文章の意味的な近さをベクトル間の距離として表現し、関連する文章を効率的に検索できる。FAQ検索、レコメンドシステム、機械翻訳など幅広く活用されている。

当日の様子①


当日の様子②

テック初心者が1年間でこれだけのスキルを身につけ、かつビジネスにテックを深く結びつける経験ができるのは、Tech0ならではだと思います。
発表者にとっても大きな達成感を感じられたのではないでしょうか。

4.審査員の総括

本発表会最後に各審査員より、いただいたコメントを紹介します。

ネスレ日本株式会社 常務執行役員
島川 基 氏

皆さんお疲れさまでした。
ビジネスパーソンが、ビジネスアイディアを動くデモを用いて提案されていて驚きました。プロダクトを用いてユーザーにとって価値は何かということを突き詰められることは非常に重要です。また、DXを実現する上で、手段と効果が明確な施策を立案することが企業の中で求められていますし、実行する上でビジネスとテクノロジーの橋渡し役として活躍されることを期待しています。

YKK AP株式会社 新規事業開拓部長
中谷 卓也 氏

コメント:ビジネスだけでなく、テクノロジーの要素も多く盛り込まれた発表ばかりで、とても面白い発表会でした。起承転結を意識し、役員に対して実利をもっと掻き立てられる発表になれば、すぐに承認得られるようなものでした。ビジネスのニーズもしっかり捉えられており、質も高く、中には協業も検討したくなるようなビジネスアイディアもあり、非常に今後が楽しみです。

外資クラウドベンダー 技術担当
早川 武志 氏

今日は非常に面白い発表を聞かせていただいてありがとうございました。以前コンサルティング行っていた際にもMVPを作成していましたが、今回の発表内容レベルであれば更なる成果を出せていたかもしれないと感じました。業務で生成AIを活かしていく上で、社内データ利活用の全体像を把握していることは大きな武器になると思います。Tech0で学んだことを活かして、IT部門含めた各ステークホルダーと連携して推進できる人材になって頂ければと思います。

懇親会の様子

5.発表者の声

最後にTech0のプログラムを1年間やり遂げた発表者の皆さんにTech0の感想をお聞きしました。

ーーTech0を通して得られたこと、受講を考えている方に伝えたいことを教えてください。

Tech0受講生

柳井 理沙さん(株式会社メディエイド)
私は元々医療従事者を経験していて、起業したり、ベンチャーに飛び込んでITの知識だけ付けた状態でテック0に参加しました。
そのため、知識があっても実際に手を動かすのはこんなに難しいんだというのが最初の感想です。
でも、表面的にでも触ったことがあるだけでも、エンジニアメンバーとの会話が一歩も二歩も深くなって、要件定義や提案書作成も今までとは全く違うスピード感でできるようになりました。
もしTech0の参加に迷われている方がいるなら、やりたい気持ちが少しでもあるなら思い切って飛び込んでみてください。

岡澤 光央さん(ソニーグループ)
Tech0は1年間のプログラムで結構長いんですけど、やる価値は間違いなくあります。
身につくスキルも重要ですが、スキル以上に、社外で色々な年代の方、色々なバックグラウンドの方と一緒に学び作り上げていくという経験が、かけがえのないモノだと思っています。
この1年はきっと、この先10年、50年と生きる中で、楽しく生きるための大切な1年になるはずです。

小田村 慈英さん(LION株式会社)
Tech0の1年間は大変なことも多かったですが、人生の中でも生き生きと過ごせた時間だと思います。
私はTech0を通して、自分自身で事業を立ち上げられるかもしれない、社内で新規事業という新しい風を起こせるかもしれないという自信や、可能性を自分に対して感じるようになりました。
もちろん、Tech0の1年間は簡単ではないとは思いますが、1日1時間だけ時間を作れば自分の人生が変わるかもしれない、と私は思うのでぜひ検討してみてください。

中村 剛さん(株式会社マンダム)
Tech0の1年間は本当にあっという間でした。
困難な時期もありましたし、発表会の前は毎週毎週打ち合わせを繰り返す時期もあったんですけど、終わってみれば一瞬で、楽しかったです。
それだけ濃密な時間を過ごして、得られたモノも沢山あって、何よりTech0というコミュニティに関われたことが大きな財産だと感じています。

三村 和香さん(コクヨ株式会社)
私はTech0で学んだことを業務にすぐに活かせている状況です。
エンジニアの方と話すときも目線が近くなったことを実感していて、具体的に仕事の仕方にも変化がありました。
人によってお仕事は違うと思いますが、Tech0で学んだことをすぐに業務に活かせる人も多いと思います。

本橋 一真さん(株式会社CORES)
私の場合、始めたきかっけはただの興味本位で、本業にすぐに影響する想定ではなかったです。
しかし、最近はAIとかテクノロジーに触れる機会がどんどん増えてきていて、結果的にプログラミングの知識を身につけていて良かったと感じています。
今後は非エンジニアでも、テクノロジーを理解して仕事にどう活かしていくかが重要だと思うので、非エンジニアの方にもおすすめです。

Tech0受講生

6.最後に

今回はTech0 5期生の最終発表会の様子と、発表者たちの声をお届けしました。
受講者たちの1年間の努力の成果を、実際の新規事業プレゼンシミュレーションとして発表できたことは、とても貴重な経験だったのではないでしょうか。

受講生のほとんどは、テック知識ゼロでTech0へ参加し、MVP製作までやり遂げています。
また、受講者の声で多かったのは、コミュニティや仲間と出会えたことが大きな財産という言葉でした。

Tech0 Boot Campへ少しでも興味のある方は、ぜひ一緒にワクワクする経験をしてみませんか?


【主催】株式会社Tech0(https://tech0-jp.com/)

Tech0は日本に足りていないプロダクトマネージャー養成を目的としたブートキャンプを提供するコミュニティです。
GoogleやAmazonなどのプロダクトファーストな企業が世界をリードしているにも関わらず、日本ではいまだにハードウェアとしてのプロダクトが中心となっています。このモノ思考からコト思考(サービス)への転換をリードするのは、ビジネス(事業創出能力)に加え、テクノロジーも理解した人材=プロダクトマネージャーだと考えています。
この思考のもと、Tech0では、テクノロジーを活用出来るプロダクトマネージャーを育成するサービス「Tech0 BootCamp」を提供しております。

【メディア掲載】

■Forbes Japan

■Newspicks

■CNET

■PRTIMES


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