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エネルギーの技術

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#エネルギー

湧水温度差発電装置

湧水温度差発電装置

産業技術総合研究所の研究チームは、湧水と大気の温度差を利用する発電装置を開発した。
湧水に浸すだけで発電できるため、一般的な小水力発電に必要だった水車が不要で、水の流れのない場所でも発電できる。
発電部には、電気を通す導体の両端に温度差が生じると内部の電子が移動して電流が流れる「熱電発電」と呼ぶ現象を利用する。

夏は温度が高い大気から湧水へ、熱エネルギーが移動。冬は湧水の温度が高く、逆の流れが起

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地上の太陽

地上の太陽

欧州各国の研究機関で構成するユーロフュージョンは8日、核融合の実験で過去の記録を約2割上回る、世界最大のエネルギー量の発生に成功したと発表した。

核融合は原子核同士を融合させて膨大なエネルギーを生み出すなど、太陽と同じ反応を地上で再現することから、「地上の太陽」と呼ばれる。理論上は1グラムの燃料から石油8トン分のエネルギーを取り出せる。

『参考資料』

https://www.jetro.go

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フライホイール

フライホイール

JR東は、円盤を回転させる「フライホイール」を利用したエネルギー貯蔵システムの研究をしている。電気エネルギーを円盤の回転エネルギーに変えて保存し、必要に応じて電気エネルギーに戻すことができる。

電車のブレーキ時に発生する回生エネルギーを地上のフライホイールに蓄え、逆に加速中の電車に送電する実証実験を始めている。

フライホイールは、他の充電方式よりも高速で充電・放電できるのが特徴だ。

『参考資

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フライホイール

フライホイール

JR東は、円盤を回転させる「フライホイール」を利用したエネルギー貯蔵システムの研究をしている。電気エネルギーを円盤の回転エネルギーに変えて保存し、必要に応じて電気エネルギーに戻すことができる。

電車のブレーキ時に発生する回生エネルギーを地上のフライホイールに蓄え、逆に加速中の電車に送電する実証実験を始めている。

フライホイールは、他の充電方式よりも高速で充電・放電できるのが特徴だ。

『参考資

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ねじると発電する繊維

ねじると発電する繊維

テキサス大学の研究チームは、機械的な動きを電気エネルギーに変換できるカーボンナノチューブ「Twistron(ツイストロン)」の研究をしている。

電解液にひたした状態で伸ばしたりねじったりすると、発光ダイオード(LED)をわずかに点滅させる程度の電気エネルギーを取り出せる。

海水中に設置すれば、波の動きからエネルギーを取り出せる。変換効率が高まれば、新たな発電方式になる可能性がある。

『参考資

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