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【告知】お寺で『現代思想入門』読みませんか?

12/10(Sat.)の14;00〜16;00に,神戸市西区伊川谷町にある「与楽寺」で,千葉雅也さんの『現代思想入門』を入り口に,現代の「生きづらさ」にどう向き合っていくか,参加者の皆さんで対話する,というイベントを開催します!(詳細・申し込みは以下のリンクから)

オンライン(zoom)からでも参加可能ですので、ご相談ください!


1.「現代思想入門」ってどんな本?

この本を一言で表すのは大変難しいのですが,千葉雅也さんはこのように仰っています。

「現代思想を学ぶと,複雑なことを単純化しないで考えられるようになります。単純化できない現実の難しさを,以前より「高い解像度」で捉えられるようになるでしょう。
現代思想入門/千葉雅也

現代では「きちんとする」方向へといろんな改革が進んでいる。個別具体的なものから目を逸らす方向に動いている。それによって生活が窮屈になっている。

現代思想は,秩序を強化する動きへの警戒心を持ち,秩序からずれるもの,すなわち「差異」に注目する。

デリタ,デュルーズ,フーコー,ニーチェ,フロイト,マルクスなど、数々の哲学者の思想をもとに、秩序からはみ出すものを肯定し、グレーゾーンに人生のリアリティを見る生き方を、私たち読者に問いかけてくれます。

2.なぜ「現代思想入門」なのか?

私は、この本を読了した際、とても興奮し、満ち足りた感情に襲われました。

この本で千葉雅也さんが仰っている「グレーゾーンにこそ人生のリアリティがある」という思想は、この団体のビジョンでもある「名前のない痛み」とかなり重なる部分があったからです。

「名前のない痛み」とは「不登校」「HSP」「LGBTQ」など「名前のある痛み」からは外れてしまう痛みのことです。同じ痛みを持っているからといって、共感しあえるわけではないし、違う痛みを持っているから共感し合えないわけでもない。

痛みでも、なんでも、「言葉」にしなきゃいけない。そんな現代社会に向けたアンチテーゼ。

私はそんな社会に向けたアンチテーゼに対する答えを出すべく、活動してきました。いろんな本も読みました。哲学書を読み漁っていました。

そんな中で「現代思想入門」に出逢いました。

今まで活動してきて言語化できなかった自分の思想がそこには凝縮されていました。

「この本を通してであれば、もっと自分の持つ哲学を知ってもらえるかもしれない」

そんな想いから、お寺で「現代思想入門」を入り口にした「生きづらさとの向き合い方」を対話するイベントを開催することになりました。

3.最後に

お申し込み・ご質問は公式LINEの方でも受け付けておりますので、以下のQRコードを読み取り、メッセージをお送りください!

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