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じぶんはたらき方講座2020「はじめてのテレワーク講座」第2回参加レポート

10月29日「はじめてのテレワーク講座」第二回を開催した。今回も、講師の扇本さんと受講生1名はオンラインで参加。その他はワークテラス佐久に集まった。
テーマは「キャリア作りのポイントとパーソナルキャンバスの作成」。初回はこれまでの人生=キャリアを振り返った。今回はこれから先、じぶんはどんなキャリアを築いていくのか――?その考え方のポイントを学ぶ。

自分で決める、ということ

キャリアを描いていくうえで、講師の扇本さんが強調したのは「自分で決めること」。どんな選択肢を選んだとしても「自分で決めた」という実感こそが、幸福につながるという。その決定が連鎖してキャリアになるのだ。キャリアはじぶんで作っていくんだ、という意識を持つ。

5年先、10年先のキャリアを見通せなくても大丈夫。たった1年でも、状況は大きく変わりうる。目の前のことを1つずつ大切にこなしていくことで、3か月、6か月先を想像することができる。それで良い。(はじめてのテレワーク講座第一回レポートより)

初回でも学んだ、目の前にあることを自分で決めていくことの大切さが今回も。

わたしが与える価値とは

今回のメインワークは、これからのキャリアのガイドになる「パーソナルキャンバス」。
はたらく自分を構成するものたち。仕事でこなしていること、与える価値、自分が持っている資源、パートナー、顧客、など9つの項目を掘り下げて、思いつく限り書き連ねていく。

9つのうち、最も時間を費やしたのは「与える価値」
自分がやっていることは、相手にどんな価値を与えているのだろうか。
扇本さんは「これ(与える価値)が一番大切です」と言う。
そうは言っても難しい。価値を与える、だなんて。こうありたいと思っても、実際にできているか自信がなかったり、自分の思い上がりなんじゃないかとおもうと筆が進まなかったり。グループ内でもそれぞれの思いが飛び交った。

その時、扇本さんが「これは、キャリアに迷ったとき、立ち返るところになります」といった。

そうか、原点。小さくても自分がだれかに提供できていること。
好きだから、得意だから、経験があるから身に付いたこと。そういう、今の自分が持っている資源をうまく周りに循環させられたとき「与える価値」が生まれる。

例えばわたしは、元々書くことが好きだったわけではないけれど、ライターの仕事を続ける中で、ちょっと得意分野になった。誰かのもやもやとした思いを聞くのも、苦ではない。まとまらない思いを、代わりに言葉にすることは、できそうだ。

焦点をぐっと絞って、自分の価値を自分で認めてみる。というところに、今日のひとつのステップはあるような気がした。

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頭の中に、だれかの視点をとりこむ

1時間かけて、パーソナルキャンバスの9つの項目を書ききった。まさに、やりきったという感じ。その達成感が、会場にも漂っていた。

たっぷり自分と向き合ったら、次は、共有の時間。
隣の人とペアになり、自分の「与える価値」を説明し、聞き手は印象に残った2つを、フィードバックする。
ワークショップは、共有する時間がとっても大切だ。口に出して説明することで自分の考えが整理されたり、相手に深掘りしてもらうことで、違う視点が生まれたりする。

どんなふうに行っていくか、見本として、まずは扇本さんと受講生1名がみんなの前で深掘りを行っていく。自分が思う「与える価値」について、具体的な経験や、方法を聞いていく。なるほど。こうやっていくのか。

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私が聞き手になってフィードバックしたとき「そんなふうに言ってもらったのは初めて」と、相手は少し驚いていた。私には続かなそうなことを、彼女は自分のよろこびに変えて、当たり前にこなしていた。すごいことだと思う。

こうやってシェアしてみると、よろこびを感じる場所って、実はひとによって全く違うものだ。だから、焦らずとも、自分には他の誰とも被らない、じぶんだけのキャリアがちゃんとある。

最後は各グループから感想発表。

・大学時代の就職活動を思い出した。自分の中に、その頃と変わらない夢がちゃんとあるんだ、と気づけてフレッシュな気持ちになった。
・過去の仕事に対して、自分はこう思っていたんだな、と新鮮な発見。苦しかった記憶しかないと思っていたけれど、ポジティブな気持ちが見えてきた。

さて、次回は「テレワークって何?必要なコミュニケーションスキルって?」テレワークの基礎知識について学びます。

今回のグラフィックレコーディングもあわせてご覧ください。


                  ライター: team OHAYASHI 細川敦子



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