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自分史コラム 2022年の自分史ビジョン

2022年、明けましておめでとうございます。
正確にいえば、この暦は明治6年に導入された西洋の「グレゴリオ暦」に基づくもので、それまでの日本で使われていた「太陰太陽暦(旧暦)」とは異なるもの。

古来日本の神事や農事はこの旧暦を使用していたため、ちょっと違和感を感じつつも、新年明けから難しいことをいわず、年明けを祝いたいと思います。

そこで今回は、始まったばかりの2022年の自分史を、どんなふうに紡いでいきたいかを綴ることにしました。

メインテーマは「しなやかに鍛える」

まず今年のメインテーマは「しなやかに鍛える」です。
昨年はとにかくコロナ禍一色。社会全体が翻弄、疲弊し、たくさんの人が社会不安に呑み込まれたのではないでしょうか。

そのなかでいろいろなトラブルや問題が多発し、人間関係がギクシャクした方も多かったのではないでしょうか。私の周りでも、そんな事例が多数見受けられました。

しかしその反面、同じような感覚や価値観をもった人達とのつながりは逆に早く、また強固なものになったという実感もありました。
そういう人達とは共感を感じるスピードも、価値観も似ているために、関係性の構築がスムーズなんですよね。

そんな経験を通じて、私はいろいろな問題に対してしなやかに受け止め、時には流すような動きをしていきたいと同時に、大切にすべきところはするというメリハリをつけるべく、心身を鍛えたいのです。

そこで「しなやかに鍛える」というメインテーマを設定。それにしたがって、今年2022年の自分史を紡いでいきたいと思っています。

その1:カラダを鍛える

昨年の後半はなんだかバタバタし、それを言い訳にジムもサボり気味になっていた私ですが、今年はそれを無理ない範囲で、しかしもっと習慣づけしたいと思います。

さらに自宅ですぐにトレーニングできるように、ケトルベルなるものを導入。ロシアの軍隊で砲弾を運んだ兵士から生まれたものらしいですが、これのメリットは無酸素運動と有酸素運動が両方できるということ。
気が向いたときにはブンブン振り回しています。

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ただここで気をつけたいのは、辛くなるほどに自分を追い込みすぎないこと。トレーニングにも「しなやかさ」のエッセンスを導入し、でも確実に行うことを心がけていこうと思います。

その2:心とアタマを鍛える

そしてもう一つは「心とアタマ」。
昨年末にも書きましたが、自分史の要素を組み込んだ人財開発プログラム「マインドフルカフェ」を初めて大手メーカーさんに実施することができました。

開発から約3年。組織開発のプロと、アーティストで食関連の事業家、また心理学の准教授との4人で開発したこのプログラムは、当初「私らしい在り方と仕事のあいだに橋を架ける」というコンセプトがなかなか理解されず苦労しました。

しかしこの2年のあいだに激変した世界で、企業のなかにもそのコンセプトに賛同してくれる人が急増しているのです。
もともと個人としての在り方こそが、これからの時代の幸せな自分史つくりに求められてくると確信していた私にとっては、本当に嬉しいかぎりです。

そこで今年はそのマインドフルカフェをさらに深化させるべく、キャリア論や心理学といった裏付けをしっかりと学ぶことで、心とアタマを鍛えていこうと思っています。

自分史には心理学的にも効果が立証され、取り入れられていることは知っていましたが、その論拠となるものの学びが欲しいと強く感じます。

これまでには難しくて読まなかったような書籍も、このテーマであればなんとか読めそう。しかも難しい内容も、食わず嫌いなだけで、向き合っていけば少しずつ解るようになってきた実感を昨年末に覚えたので、それを今年はさらに鍛えたいと思っています。

どんな自分史が描けるか楽しみでしかない

今年初めてのコラムは、新年抱負のようなものになりました。
コロナもオミクロンもまだまだ続くでしょうし、気候変動も待ったなし。政治や経済をはじめ、新たな社会不安が出てくると思いますし、それに乗じていろいろと人を惑わす仕掛けも出てくるでしょう。

そんななかで人々が自らの在り方、軸をしっかりもっていないと、そうしたものに踊らされ、疲れることも予想されます。

しかし前述のとおり、それに対して備え、鍛えておくことで、チャンスや希望も見つけやすくなるとも思います。
今年一年をしっかりと生ききり、幸せにすごすことで、彩りのある自分史を描けることをめざして、みなさん、一緒に頑張っていきましょうね。

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