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ダイレクトリクルーティングってスカウトメールと何が違うの?

こんにちは。
TEAM FORWARDの竹田です。

ここのところ、ダイレクトリクルーティングについてお問合せを頂くことが多く、そこで最もよく出てくる質問が今日のタイトルです。

そもそもダイレクトリクルーティングって?

一言で言えば、「攻め」の採用活動です。
これまでの採用活動では、人材紹介、求人広告、ハローワーク…
原則、求人を出した後は企業側は「待ち」の採用活動でした。
しかし売り手市場化が加速する中で、待ちの採用活動には限界があります。
2~3年も1社で採用担当を経験している方であれば、
待ちの採用活動で応募がある可能性のある応募者層は概ね分かっているのではないでしょうか。市場が大きく変わらない限り、この応募者層が変わる可能性は低く、また、地方では市場が大きく変わる可能性も相当に低いです。

なぜ知名度が上がったの?

やはり、ビズリーチのCM効果が大きいと思います。
お客様との会話でも、「これでしょ?」と”あのポーズ”をする方が一定数いらっしゃいます。すごいですよね、この10年間でもここまで一気に認知を広げた人材サービスはビズリーチとindeedくらいのものではないでしょうか。

ダイレクトリクルーティングはハイクラスすぎる?

ダイレクトリクルーティングという手法自体の認知は広がっていても、「そんなにハイクラスな人は採用出来ない」という声も聞きます。
WANTEDLYやdoda Recruiters,GREENなどの人材サービスはもちろん、最近では名刺管理アプリのEightやSNSのLinkedinなどもそのデータベースを活用して業界に参入しており、20を超えるサービスが存在していますので、ターゲットや費用などによって使い分けをすることをお勧めします。
ダイレクトリクルーティング=ハイクラス採用、ではなく、あくまで「攻め」の採用手法と捉えるほうが近いかと思います。

スカウトメールと一緒でしょ?

ここで本日のタイトル。求人広告を長く利用してきた企業の方からすれば、当然こんな疑問が浮かんでくると思います。実際、行う作業が大きく異なる訳ではないので当然のことです。
一番の違いは
求人広告=メディアが商品
ダイレクトリクルーティング=データベースが商品

と私は捉えています。
メディアが商品である求人広告におけるスカウトメールの立ち位置は、どちらかといえば広告の反応をアップさせる補助ツール。母集団形成の為に使用することが多く、幅広いターゲット×大量配信型が中心です。採用競争が激しくなる中で、個人に届くメールの件数は年々増え続け、反比例するように効果は薄まっていきます。
一方、データベースそのものが商品であるダイレクトリクルーティングでは、基本的にデータベースの価値を下げるような商品設計はされません。スカウト1件あたりの金額でいえば安くないケースも多いですし、利用料金+成功報酬というモデルもあります。会いたい人を口説く為のピンポイントターゲット×個別配信型の意味合いが強く、特に地方では何百人、何千人と送れる可能性はそもそも低いと考えられます。
本来の「スカウト」という言葉の定義からすれば、ダイレクトリクルーティングのほうが近いのかもしれません。

どんな企業に向いているの?
・マスに向けた告知ツールである求人広告では伝えづらい魅力がある(面接に来るとみんな理解してくれるんだけど…)
・ネームバリューが低く、転職エージェントに依頼してもなかなか人材を紹介されない
・経営者や人事担当者がマメである
求人広告であれば求人一覧画面に、転職エージェントであれば求人票を紹介された時点で競合企業と横並びになります。そこでの競争に勝つのが難しい場合には、スピードや伝える質量など、他社より一歩前に出るツールとして有効です。

ダイレクトリクルーティングの落とし穴は?

・自社ターゲットとマッチしないデータベースを使用してしまう
・自社ターゲットとはマッチするが業界や職種特化型のデータベースで競争が激しく、応募に繋がりづらい
・他の業務が忙しく、手間を掛けられる人がいない
・テンプレートを使って、事務的に配信作業を行う
これらは失敗に繋がりやすい落とし穴です。特に4つ目のポイントは要注意。面接が上手い会社や、転職フェアでの集客が上手い会社があるように、「誰に、何を伝えれば応募に繋がるのか」を知っていることは、まさに採用力であり、事務作業ではなく、営業的な要素のほうが強いです。時間がある人が作業する、ではなく、特定の人に担当者を固定し、その人にノウハウを蓄積していくことが長期的な採用力向上、成功率アップに繋がるでしょう。


弊社では、ご利用企業様に採用ノウハウが蓄積されるよう、
ダイレクトリクルーティングの実施に向けたセットアップから、サービス利用中の改善まで伴走型でサポートしております。
ご興味があれば、お問合せください。

【弊社お問合せフォーム】
http://teamforward.jp/contact

本日もお読みいただき、ありがとうございました。