酒好きになり店を出したら人に騙され人に救われた話㉔
今日も普段と変わらない1日が続く
5階のエレベーターを出るとカラフルな壁が並ぶ。
今日は珍しく早い時間からハマさんの店と
ユーリの店が開いていた
「お疲れさまです‼」
元気に声をかける
「まさ、何しよんか?遅いやろーもん」
自分より早くこないと遅いだろうといった
目でこちらをじっと見つめている。
いかにも俺より早く来いといわんばかりの目だ
「お疲れ様でーす」
ユーリにはこそっと声をかけた
「おつかれ」
ゆったりとした口調で返事がきた
こちらはいかにも早く仕事を終わら