酒好きになり店を出したら人に騙され人に救われた話⑧
大学生活も慣れてきた秋頃
東洋や酒見という大学の友人のおかげで
夜は飲みがほとんどだった。
当初、あれだけ躊躇していたお酒も
秋頃には飲みに行きたいと思える程
頻繁にお酒を飲んでは酔っていた。
アルバイトも慣れてきた頃
バイト先の先輩からも飲みの誘いが来た。
「嘉松、酒飲めるの?」
「はい、めっちゃ好きです!」
即答だった。
ある程度、仲良くなっていたものの
プライベートの繋がりは
まだ弱かったのでとても嬉しい誘いだった。
「じゃあ、今度城さんと飲み行こうか!」