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カナダへ亡命した元KGBユリ・ベズメノフ氏の発言が全て現実になっています。

今優しい言葉、慰めの言葉だけを求めている方はこの記事を絶対に読まないでください。
360度回って「やっぱりやりたいことしよう!」とはなるんですが、その前に知ると知らないとでは世界の見方が変わる教えを記録しておきたいと思います。



真実は待ってくれません。

心の安定は大切ですが、もし覚悟を決めたのなら直視しなければいけない現実もあります。
私の本当の学びは本当に悔しいことに30歳から始まりました。
子どもの頃から学校で教えられたこと、大人に言われてきたこと、今まで吸収してきた情報は一体何のためだったんだ?と目覚めた時怒りが込み上げてきましたが、不思議なことにこの冷たい現実を知った後の方が心が安定してきています。
嘘やまやかし聞き心地の良いことばかりで自分を必死に保とうとしていては土台が脆く、すぐに崩れてしまうのかもしれません。


ユーリ・ベズメノフはKGBの情報提供者で、カナダに亡命した社会主義国家戦略の専門家です(亡命後はトーマス・シューマンという名で活動されていました)。
以下のビデオは1980年代に行った反共産主義に関する講演とインタビューですが、ストレートに事実を的確に伝えている事が分かります。
どの英語教材よりも重要な内容を講義されていると思いました。(講義は1時間程あるので、文字起こししていません。すみません。)


"Exposure to true information does not matter anymore."
真の情報に触れることなどもはや関係無くなります。

"A person who is demoralized is unable to assess true information."
モラルを失った人間には、真の情報を見極めることができません。

"The facts tell him nothing. even if I shower him with information, with authentic proof, with documents and pictures, he will refuse to believe it. That's the tragedy of the situation of demoralization."
たとえ私が本物の証拠、文書、写真で情報を提供しても、それを信じようともしません。それがモラル崩壊状態の悲劇です。

"Once people's morals have been debased,
Education becomes indoctrination.
Entertainment becomes hypnotism.
Criminals become leaders.
Lies become truth.


ひとたびモラルが低下すると
教育は教化(特定の内容を教え込む)目的になる
娯楽は、催眠術に。
犯罪者が指導者に。
嘘が真実に。

*demoralizationをde-morale(無くす-モラル)=モラル崩壊といった文脈で訳してしまいましたが、オクスフォードの辞書には{demoralize: destroy (a person's) morale; make hopeless}とあり、風紀を乱すこと、堕落、絶望させること、グループ全体の士気を失わせることというような意味合いでしょうか。
彼の講義の中でdemoralizationというのは社会を(権力者が都合の良いように)破壊するための4つのステップの第一段階として、「ある主義や政策のために人の精神的基盤を壊す事、そして無秩序と混乱を生み出すこと」と解説されています。


1984年の発言とは思えないほど、現状を的確に捉えていると思います。

別の言い方をすると今世界で起こっていることは何十年も前から綿密に計画されてきたということ、そしてその計画通りに人間がプログラムされてしまってきたことを証明しています。

個性?

自分らしさ?


そんな流行り言葉を考える前に、人がいかに教育や環境から影響を与えられながら思考し行動しているかを今一度考え直す機会かもしれません。


落ち込んでしまったでしょうか?
悲しい気持ちになりましたか?

私は何でこのことを今まで知らなかったんだ!と憤慨しましたが、良くも悪くも削ぎ落とされたといいますか、、
「ああ、やっぱりそうだったのか。。」とある意味では浄化作用のある講義とインタビューでした。


彼がカナダに亡命後1970年代にCBC(日本でいうところのNHK的存在の報道局)で一時期働いていたという所も興味深いです。(数年後KGBの圧力がかかり辞めさせられたとかそうでないとか…)


彼は講義の最後に対策についても述べていますが、長くなってしまうので今日はここまでにしたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

<トーマス・シューマン氏の講義内容は著書の内容と一貫していますので、こちらご参照ください。>


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