【140字小説】公団住宅

公団住宅に住んでいた時、にいに、ねえね、僕は3兄弟だった。

そのうち親が新しい家を建て、引っ越す事になった。

引っ越しの日、ねえねが「ここから出られない」と言ったから僕らは涙でお別れして以来2人兄弟だ。


___公団住宅が取り壊されると聞き、不意に思い出した。


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