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【140字小説】虹と君と私

お迎えの保育園。

西の空にうっすら日が差して長い虹。
見惚みとれてたら
花壇の煉瓦れんがに蹴つまずいた。
君と見たくて
急いでヒールを脱ぎ教室に向かう。

丁度君は癇癪かんしゃく真っ最中。
私の頭から虹はすっぽり抜け落ちた。

夜、眠りに落ちる直前、
虹の事を思い出したけれど、
今日はもう、お休み。

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