見出し画像

【140字小説】真夜中我が家奇譚

夜中、尿意で目覚める。

時計のカチコチという音が耳につく中ドアを開ければ、長いタイルの廊下が伸びていた。

…あれ、寝室の時計って静音仕様じゃなかった?
…ウチの廊下はフローリングじゃなかった?

考えないようにしてトイレを済ませ、布団に戻ってぎゅっと目を閉じる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?